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ドイツのサッカーファン、今後は問題行動のツケを払うことに?

ISM 9/23(金) 17:36配信

 発炎筒投げ込みやピッチ乱入など、問題行動におよんだドイツのファンは、今後その“ツケ”を払うことになるかもしれない。カールスルーエの最高裁判所は現地時間22日(以下現地時間)、ファンの暴挙によりクラブ側が罰金を科された場合は、問題を起こした当事者に支払わせることができるとの見解を示した。独『シュポルト・ビルト』(電子版)など各メディアが伝えている。

 発端となったのは2014年2月の出来事。当時2部を戦っていたケルンがホームにパーダーボルンを迎えた試合で、1人のファンが爆竹を使ったことで7人がケガをした事件だった。DFB(ドイツサッカー連盟)から8万ユーロ(約910万円)の罰金を科されたケルンは、そのファンに賠償金として3万ユーロの支払いを求めた。

 ところがその人物が支払いを拒否したことから、クラブとの訴訟合戦に。ケルン地方裁判所はクラブ側の訴えを認めたが、相手はこれを不服として上訴。高等裁判所がファンの言い分を認めたため、両者の争いは最高裁に持ち込まれた。そして最高裁はこの日、クラブが負った罰金と問題を起こしたファンとの間には関連が認められるとし、高裁判決を破棄差戻した。

 ドイツでは発炎筒の点火や爆竹の投げ込みなど、ファンの問題行動が後を絶たない。DFBが根絶に努めても効果がなく、トラブルが起きるたびにクラブ側は罰金支払いを命じられてきた。裁判はまだ終了していないが、ケルン側は「問題行動を働く人物が、今後はその結果を考えるようになると思われるため、サポーターの安全を考える上で重要なシグナルである」と最高裁の決定を歓迎している。

最終更新:9/23(金) 18:19

ISM

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