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台湾故宮南院、J・チェン氏寄贈の像撤去へ 昨年末にいたずら

AFP=時事 9月23日(金)12時1分配信

【AFP=時事】台湾の国立故宮博物院(National Palace Museum)は22日、昨年末に反中派によるいたずら書きの被害に遭った像を撤去する方針を明らかにした。像は、映画俳優ジャッキー・チェン(Jackie Chan)さんが贈ったものだった。

【関連写真】別の像にもペンキ

 湾南部の嘉義(Chiayi)県にある故宮博物院南部院区の庭園に置かれている像は、中国清王朝(Qing Dynasty)時代の十二支像のレプリカ。

 本物の十二支像は、1860年に英仏連合軍により北京(Beijing)の離宮「円明園(Old Summer Palace)」から略奪されているという。

 チェン氏は、中国の政治顧問機関である中国全国政治協商会議(CPPCC)で委員を務めており、これまでに政府を支持する発言で批判を招いたこともある。

 台北(Taipei)市にある故宮博物院は昨年12月に南部院区を開館したが、数日後に十二支像の2体に赤いペンキがかけられ、反中スローガンが落書きされる事件が起きた。実行犯の2人は今年、地元の裁判所から有罪判決を言い渡されている。

 事件直後に行われた今年1月の台湾総統選挙では、中国と距離を置く民進党の蔡英文(Tsai Ing-wen)氏が勝利し、8年にわたって中国政府との関係改善に努めた国民党(KMT)が下野した。

 同博物院によると、撤去をめぐり専門家らの意見を求めたところ、政治的にセンシティブであるとの声が聞かれ、またその芸術的価値についても疑問視されたという。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:9月23日(金)17時2分

AFP=時事