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2016年エミー賞を総まくり!映画界をしのぐ黒人俳優の大躍進、そしてマット・デイモンのサプライズ出演

シネマトゥデイ 9/23(金) 20:46配信

 アメリカ現地時間9月18日、ロサンゼルスのダウンタウンにあるマイクロソフト・シアターで、テレビ界のアカデミー賞と言われる第68回エミー賞授賞式が華やかに開催された。一層勢いを増すテレビ業界を反映して、今年も質の高い候補作が目白押し。受賞作を予想するのが難しい混戦状態だった。

「GOT」がエミー賞史上最多受賞作に!

 今年の司会者は、深夜のトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」で人気のコメディアン、ジミー・キンメル。大統領選間近ということで、オープニングからドナルド・トランプを皮肉ったジョークを連発。今回、エミー賞史上初めて、全ての主演俳優部門に有色人種の候補者が入っていたのだが、今ハリウッドで話題の「多様性」に関するネタも続出した。 

 ドラマシリーズ部門は、23と最多ノミネーションだったHBOのファンタジー大作「ゲーム・オブ・スローンズ」が、昨年に続いて作品賞、監督賞をはじめ計12部門で受賞。総受賞数が38となり、「そりゃないぜ!? フレイジャー」(1993~1996)が保持していた記録を抜いて、エミー賞史上最多受賞作となった。

若手注目株が主演男優&女優を初受賞

 ドラマシリーズ部門主演俳優枠は、男女とも若手が受賞し新鮮だった。主演男優賞は、USAネットワークのサイバーパンクサスペンス「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」で天才ハッカーを演じて絶賛されているラミ・マレックが、初ノミネーションで初受賞。有力視はされていたものの、1度もエミーを取ったことがない大ベテランのケヴィン・スペイシーらが候補だったこともあり、とても驚いた様子だった。「オーマイゴッド」と繰り返しながら壇上に立ち、「どうか、みなさんもこれを見ていると言ってください」と、演じている役に妄想癖があることにかけて、受賞が信じられないことを表現、満場の拍手を受けた。

 主演女優賞はクローン人間を描いたBBCアメリカとSPACEの「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」で、1人で何役も演じているタチアナ・マズラニーが、2度目のノミネーションで初受賞。大きなサプライズだったようで、スピーチを書き留めていなかったタチアナは、携帯電話を見ながら感謝する人々の名前を読み上げ、「女性を中心にした番組に出れてとてもラッキー」と熱く語った。

 コメディシリーズ部門では、HBOの政治コメディ「ヴィープ(原題) / Veep」が2年連続で作品賞を受賞。女性大統領役のジュリア・ルイス=ドレイファスは主演女優賞を5年連続受賞という快挙。今の大統領選挙キャンペーンを皮肉ってスピーチを始めたが、最後に、父親が2日前に亡くなったことを、手を震わせて涙ながらに語る姿に、誰もが心動かされた。

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最終更新:9/23(金) 20:46

シネマトゥデイ

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