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今年の水揚げ昨年上回る 本県沖試験操業

福島民報 9/23(金) 9:57配信

 東京電力福島第一原発事故後に福島県沖で続く試験操業で、今年1月から22日までの水揚げ量(速報値)は1596トンに上り、原発事故後最も多かった昨年の年間水揚げ量の1512トンを上回った。福島県と県漁連への取材で分かった。
 試験操業が始まった24年以降、水揚げ量は年々増加しており、28年は実質9カ月間で前年を超えた。内訳は相馬双葉漁協管内が1423トン、いわき市、小名浜機船底曳網の両漁協管内が173トン。
 県は試験操業に臨む漁業者や対象魚種の増加が主な要因とみている。延べの出漁数は開始当初は9隻だったが、今年は7月までに1032隻となっている。対象魚種は3種から83種まで増えた。
 ただ、水揚げ量は原発事故前の22年の1割に達しておらず、漁業関係者の努力は今後も続く。本格操業に向けては、風評払拭(ふっしょく)や販路の回復や拡大をこれまで以上に進める必要がある。
 本県沖の魚介類を対象とした県の放射性セシウム検査では、27年に結果を公表した130種・8541点全てが食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回っている。

福島民報社

最終更新:9/23(金) 12:14

福島民報