ここから本文です

乃木坂46の真価を見た、夏の締めくくり『真夏の全国ツアー2016~4th Year Birthday Live~』【ライブレポート】

M-ON!Press(エムオンプレス) 9/23(金) 18:07配信

乃木坂46
真夏の全国ツアー2016~4th Year Birthday Live~
2016年8月30日@明治神宮球場

その他のライブ写真はこちら

毎年CDデビュー記念日である2月22日に、リリースしたすべての楽曲を披露する『Birthday Live』を行っているのだが、会場不足のために順延となってしまっていたことにより、今年は8月28日・29日・30日の3日間で、3年連続となる明治神宮野球場にて『真夏の全国ツアー2016~4th Year Birthday Live~』を行った。グループ初の3デイズは、述べ10万5,000人を動員し、112曲を披露!

----------

ファイナルとなったこの日のライブは、2014年の10月にリリースされた10thシングル「何度目の青空か?」からスタートした。台風の上陸が心配されていたが、奇跡的に軌道が逸れたため、ファイナル公演だけは雨が落ちることなく、ファイナルに相応しい感動的なステージを届けてくれたのだった。

体調不良で休養していたキャプテンの桜井玲香も無事復帰し、オープニングで元気に挨拶をすると、この日集まった3万5,000人のファンたちと盛り上がった。

ライブは、レコード盤がステージ中央にセットされ、スクリーンに曲タイトルが表示されると、それを合図に歴代の楽曲が次々と披露されていくという流れ。間髪入れずに届けられていく楽曲を、メンバーが入れ替わってステージを彩っていくと、オーディエンスは当時の景色と目の前の景色を重ね合わせ、自分と彼女たちとの想い出に浸りながらステージを盛り上げていく。

華やかな衣装と、ステージを余すことなく使ったパフォーマンスと見事なフォーメーションで会場を沸かせ、オーディエンスを楽しませていった彼女たち。オーディエンスも、楽曲ごとにペンライトの色を変えたり、曲中に掛け声を加えて参加。 “誰のファン”ということではなく、オーディエンスは“乃木坂46”を愛しているということが伝わってくる。そんなオーディエンスの力は、ライブの要と言ってもいいほど大切な演出となっていた。

西野七瀬のソロ曲では、瞳を潤ませる七瀬を温かく包み込むように、緑と白のサイリウムを揺らしながら見守り、ミュージカル俳優の坂元健児とのデュエットで、素晴しい歌声を響かせた生田絵梨花のソロ曲「命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」 」では、その歌声に物音ひとつ立てずに聴き入り、白石麻衣のソロ曲「オフショアガール」ではサイリウムの色を一斉にブルーに切り替え、会場一体となって夏を楽しんだ。

この日、個人的にいちばん印象深い景色として残ったのは、今年6月に卒業した深川麻衣がセンターを務めていた「ハルジオンが咲く頃」。楽曲が始まり、ステージのビジョンに歌い始めた川後陽菜が映し出されると、オーディエンスは川後を大きな歓声で支えた。センターを務めることになった川後は、いちばん最初に深川に連絡したと言い、深川から「うれしい! 頑張ってね!」という “聖母”の愛称で親しまれた深川らしい言葉をもらったと報告。

思い出を大切にしながらも、夢に向かい歩みを止めない乃木坂46グループの真骨頂を「ハルジオンが咲く頃」に見た気がした。そして、そんな彼女たちをファン──。いろんな“絆”を感じられた景色からも、オーディエンスの“乃木坂46愛”を強く感じずにはいられなかった。

アンコールでは、トロッコに乗ったメンバーが会場の隅々のファンたちに手を振り、スタンドのオーディエンスとの距離を縮める。最後にデビューシングル収録曲の「乃木坂の詩」が届けられると、会場はグループカラーの紫一色に染まる。これも感動の瞬間として深く瞼に焼きついた。

しかし。ステージから彼女たちが姿を消しても、オーディエンスの声援が一向に鳴り止まない。この声に再びステージに登場し、ラストに「おいでシャンプー」を披露。天をも味方につけた最高のバースデーライブは、またひとつ大切な思い出となった。

また来年、一年分の思い出を重ねて、ファンたちの待つ、この場所に帰って来てくれることを切に願う。

TEXT BY 武市尚子

【SETLIST】
01.何度目の青空か?
02.転がった鐘を鳴らせ!
03.遠回りの愛情
04.私、起きる。
05.Tender days
06.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
07.ごめんね ずっと・・・
08.立ち直り中
09.あらかじめ語られるロマンス
10.ボーダー
11.命は美しい
12.君は僕と会わない方がよかったのかな
13.200ギガあげちゃう
14. 制服を脱いでサヨナラを
15.無表情
16.魚たちのLOVE SONG
17.もう少しの夢
18.太陽ノック
19.羽根の記憶
20.別れ際、もっと好きになる
21.今、話したい誰かがいる
22.悲しみの忘れ方
23.隙間
24.大人への近道
25.ポピパッパパー
26.嫉妬の権利
27.ハルジオンが咲く頃
28.憂鬱と風船ガム
29.不等号
30.遥かなるブータン
31.急斜面
32.釣り堀
33.強がる蕾
34.命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」
35.白米様
36.オフショアガール
37.行くあてのない僕たち
38.僕だけの光
39.シークレットグラフィティ
40.裸足でSummer
[ENCORE1]
01.夏のFree&Easy
02.ガールズルール
03.乃木坂の詩
[ENCORE2]
おいでシャンプー

最終更新:9/23(金) 18:07

M-ON!Press(エムオンプレス)