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<銀座のアーク灯>文明開化の象徴、復元 26日に点灯

毎日新聞 9月23日(金)12時6分配信

 「一にお天道(てんと)様、二にお月様、三に銀座のアーク灯」とうたわれた日本初の電気街灯「アーク灯」を復元した記念灯が東京・銀座に4年ぶりに再建され、26日午後5時に点灯される。地元・銀座通連合会の国平与四雄事務局長は「文明開化の象徴で銀座の誇り。なんとか残したいと思っていた」と喜んでいる。

 アーク灯は2本の炭素棒の間で放電して発光する。1882(明治15)年11月1日、東京電灯会社(東京電力の前身)の発起人で中央建物や大成建設の創始者、大倉喜八郎氏が電灯を庶民に広く知らせようと、東京電灯の設立事務所を置いていた銀座2丁目の「大倉組商会」前に設置した。ガス灯や石油ランプをしのぐ明るさが評判になり、見物客が詰めかけた様子は錦絵に描かれた。

 このアーク灯がいつまで銀座にあったかは不明。1956年に復元されたが、2012年に復元灯の3代目が老朽化し撤去された。資金面などから連合会だけでの再建は難しかったが、中央建物と大成建設が協力を申し出て、再建が実現した。

 記念灯は設置当時と同じデザイン。高さ約12メートルで、3代目までは水銀灯だったがLEDにし、ガラス製だったほやは樹脂製に変えた。【谷本仁美】

最終更新:9月23日(金)12時46分

毎日新聞