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衆院福岡6区補選 民進・蓮舫氏、久留米で街頭演説 効果は限定的

産経新聞 9月23日(金)7時55分配信

 衆院福岡6区補欠選挙(10月11日告示、23日投開票)に向け、民進党の蓮舫代表が22日、福岡県久留米市で街頭演説を行った。同補選は党勢回復に向けた試金石だと位置付けてはいるが、新執行部は党内結束に不安を抱える。蓮舫氏自らも日本国籍と台湾籍のいわゆる「二重国籍」問題を引きずったままで、この日の演説の効果も限定的だったといえる。(高瀬真由子)

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 「この数週間で久留米に来たのは2回目だが、ラーメンも食べていない。いつかはゆっくりしたい」

 蓮舫氏は白いジャケット姿で西鉄久留米駅前にさっそうと登場し、笑顔を振りまいた。

 同党が擁立する元インド・チェンナイ日本総領事館職員、新井富美子氏(49)は「強いものが強くなる隙間で、取りこぼされている人々がいる。6区から発信し、全国に波を広げたい」と訴えた。

 蓮舫氏はすかさず「私にもこんな初々しい時代があった。派閥や身内のためではない政治をしたい新井さんに皆さんの声を寄せてください」と背中を押した。

 6区補選は東京10区補選と合わせ、代表としての蓮舫氏の初陣となる。確かに、キャスター出身で発信力への期待は大きく、この日も党福岡県連発表で、約1千人を集めた。ただ、目の前を足早に通り過ぎる人も目立った。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が17、18両日に実施した合同世論調査でも、蓮舫氏に「期待する」と回答した人は56・8%で、「期待しない」(40・2%)と評価は二分した。

 「党が一枚岩ではない。自民党にブレーキをかけたければ勉強し、国民の負託に応えられる働きをしてほしい」。久留米市在住の自営業の男性(78)は、こんな注文を付けた。

 演説を終えた蓮舫氏は記者団に「常に私たちはチャレンジャーとしての立場だ。しっかり(国民に)届く言葉を伝えたい」と、淡々と語った。

 他の野党との共闘については「基本的枠組みの維持は公党間の重い約束だが、まずは(6区で)自分たちの政策を訴えたい」と述べるにとどめた。

最終更新:9月23日(金)7時55分

産経新聞