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大津市“情報公開請求窓口にカメラ” 市民指摘で撤去

毎日放送 9月23日(金)19時45分配信

毎日放送

 滋賀県の大津市が、市役所の情報公開請求を受け付ける窓口に防犯カメラを設置していたことがわかりました。

 防犯カメラが設置されていたのは、市民が市政に関する情報の公開を申請する大津市役所の「情報公開請求窓口」です。大津市によりますと、防犯カメラは職員の安全確保や盗難防止の目的で4年前に設置。職員がモニターで来庁者を確認できるようになっていて、動画は2週間保存していたということです。室内には「防犯カメラ設置中」の貼り紙がされていたということですが、今年6月以降「情報公開に訪れた市民を監視するのは問題」との苦情が寄せられるなどしたため、大津市は今月9日になって一転、カメラを取り外したということです。

 「現時点では防犯カメラを設置しておく必要性は低いと判断しました」(大津市市政情報課 足立人志課長)

 情報公開の窓口にカメラを設置することは極めて異例で、市民や市議からは疑問の声が上がっています。
 
 「大津市の姿勢として本当にそれでいいんですか。市民の権利に及ぼす、また市民の心情に及ぼす影響について、十分な検証がなされたうえで設置に至っていたのかな」(大津市議会 谷ゆうじ議員)

 一方、兵庫県明石市では情報公開請求をした請求者の名前や住所などが、市の議会事務局の担当者から市議会各派の幹部に伝えられていたことがわかりました。議会事務局によりますと、今年5月以降政務活動費に関する情報公開請求をした市民団体の代表者名や報道機関の社名、記者の名前などを議員側に報告していたということです。

 「情報公開(請求)があれば、情報共有するというのは慣例でやっていました。認識が甘かったと言わざるを得ない」(明石市議会事務局 藤本一彦議会事務局長)

 こうしたことを禁止する規定は市の条例にはなく、地方公務員法の守秘義務違反にもあたらないということですが、今後は制度の趣旨に照らしてやり方を見直したいとしています。

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最終更新:9月23日(金)19時49分

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