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十日町市、火焔型土器のレプリカをリオの施設に寄贈 新潟

産経新聞 9月23日(金)7時55分配信

 十日町市は、同市の笹山遺跡から出土した国宝の火焔(かえん)型土器のレプリカを、ブラジル有数の複合文化施設「シダージ・ダス・アルテス」(リオデジャネイロ市)に寄贈した。常設展示されることも決まり、原品を所蔵する同市博物館の佐野誠市館長は「日本文化の源流となる縄文時代の土器を多くの人に見てほしい」としている。

 寄贈したのは、約5千年前の縄文時代中期に作られた高さ46・5センチ、最大径43・8センチの国宝「笹山遺跡出土深鉢形土器」の複製。「大地の芸術祭」などを通じ、約2年前から取り組んできたブラジルとの交流をさらに深める。

 レプリカは、リオ五輪・パラリンピックの開催期間中、シダージ・ダス・アルテス内に設けられた日本政府のPR拠点「ジャパンハウス」に展示されていた。寄贈式は17日午後(日本時間18日未明)に同施設で行われ、佐野館長がエミリオ・カリル館長に寄贈書と目録を手渡した。水落敏栄文科副大臣らも立ち会った。

 火焔型土器は、燃え盛る炎のような形状が特徴。十日町市は縄文文化の遺物が出土した信濃川流域の4市町とともに、2020年東京五輪・パラリンピックの聖火台デザインに火焔型土器の造形を採用するよう提案している。「今回の展示を東京五輪につなげたい」(佐野館長)とブラジルとの縁を生かしたい考えだ。

最終更新:9月23日(金)7時55分

産経新聞