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九州観光復興応援ステージで「正確な情報発信」を強調、くまモンのスペシャルステージも開催

Impress Watch 9月23日(金)17時8分配信

 ブース内のBステージでは、九州観光復興応援ステージとして、国交省が熊本地方を震源とする地震について「正確な情報発信」を訴え、各県の担当者が観光情報を提供、最後にくまモンのステージも行なわれた。

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■九州ふっこう割は「観光復興の大きな呼び水になった」と評価

 はじめに登壇したのは国土交通省副大臣で衆議院議員の田中良生氏。8月に副大臣に就任後、すぐに九州に向かって状況を確認したという。「観光が九州経済を支える基幹産業。観光産業の被害は、他の産業にも多くの影響、中小企業の経営、地域の雇用、深刻な影響をもたらしかねない」とし、安倍内閣の「できることはすべて行なう」という方針のもと、支援のプログラムを即座に策定し、取り組んでいるところと説明した。また、「九州ふっこう割」についても「観光復興の大きな呼び水になったと考えている」とした。

 また、インバウンド対策も重要とし、先月末に、韓国旅行業界関係者を熊本に迎えたことを紹介、「訪日客の送り込みをしっかり行なってもらうようお願いした」と述べた。田中氏はさまざまな施策を通じて「観光の復興、力強く支援していくことをお約束する」と宣言した。

■正確な情報発信を訴える

 続いて、観光産業課長 西海重和氏が登壇、冒頭で現在の九州観光の現状として、最新の数値では対前年比マイナス6%まで回復した」と明らかにした。しかし、まだ課題があり、関西や関東からの観光客は十分回復していないことや、特に挙げたのは関西方面からの修学旅行のキャンセルがあったこと。修学旅行は一度ほかの地域に変更されると、なかなか戻してもらえないことも課題だとした。

 西海氏の本題は「正確な情報発信」。まず、よくある誤解として「交通インフラが被災してまわれないんじゃないか」「熊本城と阿蘇地域は被災で壊れてしまっていて、見るところがないのでは」ということを挙げ、「決してそんなことはない」と否定した。

 正確な情報の確認方法として、九州地方整備局のWebサイトの情報を紹介、「熊本地震情報」をクリックすると、交通などの情報にアクセスできると説明した。「九州通れるマップ」「阿蘇地域アクセスルートマップ」の2つのリンクを説明、通行止めや車線規制などの情報にアクセスできると説明した。大きな主要道路は復旧して通れるようになるとし、車線規制があった大分自動車道も9月15日に4車線、規制速度80km/hに復旧するとし、「熊本から大分まで抜けられるということをPRしてほしい」と述べた。

 九州運輸局からは九州全体の鉄道の情報も得られるとし、「九州雨のりものinfo.com」を紹介。そして、西海氏は「結論として、ほとんど復旧しており、南阿蘇鉄道と、JRは豊肥線の肥後大津駅から宮地が代行バスが走ってる、それ以外は回復している」と説明した。

 熊本城についても、石垣などの文化財はそれなりに復旧に時間がかかるとしたものの、復興過程も含めて見学場所があることを強調した。また、復旧の目安として2019年のラグビーワールドカップやハンドボール大会を示し、それまでに一定の修繕ができ、天守閣も見学できるようになるとの見込みを示した。

■各県の担当者が魅力を紹介

 続いて各県の担当者が自分の県の魅力を紹介した。中にはマスコットキャラクターをまじえて紹介する県もあり、それぞれ約5分という短い時間ながら、観光ポイントの紹介と自分のブースへの誘致を図った

 福岡県は地震直後の4月24日に全線開通した東九州自動車道をアピール、東九州の観光アクセスがよくなったことで、京築地域を観光スポットとしてまだまだ伸びる地域と紹介。主に炭鉱王の住宅として「旧蔵内邸」を紹介しておくとした。

 佐賀県は観光PRキャラクター「壺侍(つぼざむらい)」と担当者が登壇、有田焼の「壺」に入ってしまったという設定のキャラクターが愛嬌をふりまき、10月から11月に開催する佐賀熱気球世界選手権や、10月1日オープンの佐賀バルーンミュージアムを紹介した。

 長崎県は2016年度「ロマン長崎」の朝長瑞希さんと担当者が登壇、世界遺産を目指している「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の紹介、10月1日からはじまる「長崎デスティネーションキャンペーン」をアピールした。また、朝長さんは稲佐山からの夜景を挙げ、香港、モナコに続く「世界新三大夜景」に選ばれ、札幌、神戸に続く日本三大夜景にも選ばれたと紹介した。

 熊本県は熊本城を最初に紹介、震度7に2回も襲われた熊本城だが、櫓などはすべて残っており勇姿を保っており、「逆に、今しか見れない熊本城を見に来ていただきたい」と訴えた。ブースでも熊本城を展示していることを紹介した。石垣も復興に向けて進めているところとし、「元気な熊本を見に来ていただきたい」と訴えた。

 大分県は大分県応援団“鳥”の「めじろん」と担当者が登場、担当者は「おんせん県」と紹介、「今の段階では十分にお客さまをお迎えできる用意が整っている」と復旧をアピールした。紹介する観光スポットは今回は温泉ではなく、六郷満山。2018年に開山されて1300年のメモリアルイヤーを迎えるという神仏習合の地として紹介した。

 宮崎県は、「日本のひなた宮崎県」プロモーションを紹介、これからの秋は、1年で最も食べ物が美味しい季節を迎えると説明、県内各地でスタンプ2個を集めるとキャビアや牛をプレゼントするキャンペーンを紹介した。

 最後は鹿児島県。担当者とともに「ぐりぶー」が登場。美味しい食べ物。黒グルメが有名で、野菜や南国ならではフルーツが豊富。大好きな焼酎も挙げて「美味しいものだくさんだぶー」と紹介、「鹿児島へおじゃたもんせー」(いらっしゃいませ)と呼びかけた。さらに明治維新から150年となる2018年のNHKの大河ドラマ「西郷どん」に決まったことも紹介、日本人初の新婚旅行といわれ、坂本龍馬が霧島に旅行をしてから今年が150年目ということも紹介した。

■くまモンスペシャルステージ

 九州観光復興応援ステージの最後は「くまモンスペシャルステージ」。くまモン体操に織り込むポーズを紹介、熊本城と阿蘇山の微妙な違いで城内から笑いを誘ったあと、テーマソング「くまもとサプライズ」に乗せてくまモンが元気なダンスを披露した。

トラベル Watch,編集部:正田拓也

最終更新:9月23日(金)17時8分

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