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プロジェクトEGG、「サイレントメビウス」を復刻

Impress Watch 9月23日(金)17時14分配信

 D4エンタープライズは、レトロゲーム配信サイト「プロジェクトEGG」にて、Windows用アドベンチャー「SILENT MOBIUS CASE:TITANIC REPRODUCTION(以下:サイレントメビウス)」を9月23日に発売した。価格は9,801円(税別)。本製品にはゲームCD-ROM1枚と、サウンドトラックCD(12cmと8cmの各1枚)の計3枚が同封されている。

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 「サイレントメビウス」は麻宮騎亜氏による漫画作品を原作とし、1990年にガイナックスによってPC-9801向けにゲーム化されたタイトル。今回、「プロジェクトEGG」パッケージ作品第13弾として、またD4エンタープライズの設立12周年を記念して発売される。

 パッケージのジャケットには、PC-9801版初版、同後期版、FM-TOWNS版の3タイプに加えて、新たに麻宮騎亜氏による完全描き下ろしのイラストがダブルリバーシブルジャケットとして登場。パッケージ部は1990年発売当時を彷彿とさせるプラスチック製となっている。

 このほか当時の同梱物であるマニュアル、ガイドブック、「電脳新聞」、また当時公開されていた店頭デモ、今回新たに発見された原画をもとにしたオリジナル原画集も付属している。

 さらに9月25日には、本作発売を記念した麻宮騎亜氏のトークショー&サイン会の開催が決定している。詳細は当該記事をご覧いただきたい。

【INTRODUCTION】

 2026年、春。珍しく酸性雨の降りやんだ夜空に、数カ月ぶりに月が美しい姿を雲間から見せていた。久しぶりの傘のいらない外出に、人々は心はずませて夜の街にくり出した。

 しかし晴天は長くは続かなかった。水中に落ちた墨汁のように、東京上空に湧き出した雷雲。それはレーダーに写らなかった。悪質ないたずらのような突然の雷雨に、人々がうらめし気に天を仰いだ時、その眼には信じられない情景が写った。雲を割り、落ちてくる巨大な船! 雷光に照らし出されたそれは、全様を衆視の前にさらけ出すと、4本の煙突から煙を吐きながら、月へ向かってゆっくりと航行をはじめた。宙を徨く、巨大な船。

 白昼夢のようなその光景に、遭遇した人々は唯々ぼう然と見守るだけであった。しかしその船は、日付けがかわる時間になると、かすむように消えていった。まるで全てが蜃気楼であったかのように。しかし、怪事件はそれで終わりではなかった。そして消えた次の日も、同時刻になるとそれは現われたのであった。

 人心を騒がすこの事件に、警察そして軍隊が出動したが、強力な結界に阻まれて近づくことができず、僅かに、船窓に動く影から内には人がいること、船尾のペイントからこの船は1912年に大西洋で沈没した「タイタニック号」であるという、2つの手がかりを得ただけであった。だがそれは、事件をより複雑にしただけであった。事態を憂慮した政府は、英国政府の協力を得て、ケンブリッジ大学よりタイタニック事件の研究家を呼び、そして対妖魔特殊警察に出動を要請した。タイタニックが出現するようになって5日目、2026年4月14日のことであった。

【スクリーンショット】©STUDIO TRON
©GAINAX
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GAME Watch,宮本章弘(クラフル)

最終更新:9月23日(金)17時14分

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