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<日中経協訪中団>中国経済「比較的順調」 過剰生産にクギ

毎日新聞 9月23日(金)22時16分配信

 【北京・赤間清広】日中経済協会(会長・宗岡正二新日鉄住金会長)と経団連、日本商工会議所の合同訪中団は23日、中国工業情報省幹部と産業の構造改革などをテーマに懇談し、北京での主要な日程を終えた。記者会見した経団連の榊原定征会長(東レ相談役最高顧問)は中国経済について「比較的順調だ。当局も自信を深めつつある」と述べ、経済が急失速する懸念は低いとの見方を示した。

 今回の訪中では鉄鋼などの過剰生産が大きなテーマとなった。会見で宗岡会長は、前日に発表された中国大手鉄鋼2社の経営統合などの取り組みを評価する一方、中国側が「過剰生産は中国だけではなく、世界の生産国全体の問題だ」との見方を示したことに「違和感がある」と反論。「(問題を)引き起こしているのは中国メーカーだ」とクギを刺した。

 日本商工会議所の三村明夫会頭(新日鉄住金相談役)も「(鉄鋼などの)伝統産業から成長産業に労働力などを移転することは中国全体の成長につながる」と指摘。「打ち出の小づちはない」とも述べ、地道な削減努力が必要だと強調した。

最終更新:9月23日(金)22時16分

毎日新聞