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過剰生産解消、強く訴え=中国の本気度探る―経済界訪中団

時事通信 9月23日(金)19時0分配信

 【北京時事】日本の経済界による訪中団は、21日からの3日間、中国側に繰り返し鉄鋼や石炭などの過剰生産設備の解消を求めた。

 世界の市況が悪化し、日本企業が影響を受けただけでなく、今後の中国政府の手綱さばき次第では、金融不安など中国経済全体を揺るがす問題に発展しかねないためだ。訪中団は中国指導者の言葉から本気度を探るとともに解決を強く訴えた。

 訪中団は習近平国家主席との会談を求めていたが、応じたのは張高麗副首相だった。一部で落胆の声も漏れたが、張氏は李克強首相に次ぐ経済担当で、榊原定征経団連会長は「過剰生産問題を直接扱う立場だ」と評価。会談は1時間40分に及び、日本商工会議所の三村明夫会頭は「いろいろなことを聞いたが、一つ一つ全て答えてくれた」と、中国側が誠意を見せたと受け止めた。

 中国が議長国を務めた今月初めの20カ国・地域(G20)首脳会議では、共同宣言で過剰生産問題に言及。張副首相も訪中団に「過剰な生産能力や、技術の劣った企業はリストラする」と明言したほか「日本の過去の生産過剰対策を学びたい」と話し、懸念に応える姿勢を示した。 

最終更新:9月23日(金)21時27分

時事通信