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小池知事会見詳報(3)「無責任体制と言わざるをえない」歴代市場長を批判 豊洲問題を日本軍になぞらえ…

産経新聞 9月23日(金)16時50分配信

 《東京都の小池百合子知事の定例会見が続いている。幹事社の代表質問が終わり、報道各社が質問を一斉に始める。質問は、築地市場(中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の主要施設の下に盛り土が行われていなかった問題に集中する》

 --(都職員からの)報告にあいまいな部分が多かったということだが、今後、過去の市場長や石原(慎太郎)元都知事から直接ヒアリングする可能性はあるか

 「報告書の最終のものを見て、足りなければ必要なことはやっていきたいと思います。報告書次第です」

 --(前大阪府知事で前大阪市長の)橋下徹さんが「地下水を飲むわけじゃないのに」と言っていたが、地下水の汚染物質の対策は必要だと思うか

 「橋下さんのコメントについては…なんでしょうかね。聞いてはおります。地下水を飲むわけではないという話ですが、これは総合的な話でございまして、地下水の汚染がどれだけ生活者に影響を与えるのかという感性が必要なのではないかと思っております」

 《続いて、都立広尾病院の移転についての質問が出された》

 --都立広尾病院の青山エリアの移転進出について。当時の病院長が現地建て替えがよいのではないかという見解を示していたが、その後、移転が進んだ。患者への説明がなく、当時の病院長も決定プロセスに疑問を持っているが

 「広尾病院につきましては、基本的に明日、明後日の話ではなく、豊洲市場のように、もうできちゃったというものではなく、(開設は)平成35年ということになっております。土地取得には大きな費用も伴うということで、地価もかなり上がっていると聞いております。これは慎重な対応が必要だと考えております。これまでの経緯については丁寧に説明を受けてからにしたいと思います」

 《続いての質問者が尋ねたのは、豊洲市場の盛り土問題をめぐる歴代市場長の認識についてだ》

 --今回、歴代の市場長5人が(計画)変更を知らなかったということだが、こういう状態にあることをどう思うか

 「ちょうど(リオデジャネイロ出張で)留守中の話でございまして、つぶさに皆さま方の報道を見ていたわけではございません。紙面なども十分なチェックができていたわけではありませんが、東京からもたらされた情報は、今ご質問のあった通りかと思います。歴代市場長、合計5名の方でありますけども、それこそガバナンスの問題と縦割りの問題と、誰のお金でやっていて誰のための市場なのか、きつい言葉で言わせていただくと、無責任体制と言わざるをえない。誰が犯人、誰が悪いと特定ピンポイントはできなくはないですが、都政が不透明だったということをこれからも続けていきますか、ということがこれから問われています」

 《ここで小池氏は「座右の書」として太平洋戦争での日本軍の作戦を分析した『失敗の本質』を挙げ、豊洲問題に重ねた》

 「日本軍がいかにして負けたかという、そういう本ですが、経営書として読んでも面白いですけど、面白いというと先人に失礼ですが…。だいたい失敗に共通することは、要は楽観主義、縦割り。そういうことで日本は敗戦につながっていくわけですが、都庁は敗戦するわけにはいきませんので。都民の皆さんの命を預かってますし、食を預かってます。市場長は率直におっしゃっているんだと思いますが、そこまでの責任をどう受け止められているのか、大変関心があります」

 --当初は(豊洲問題についてまとめるよう指示した期限が)リオから帰って来るまでと話していた。普通の組織であれば、外部との接触などについてはヒアリングしなくても記録が残っていてしかるべきだと思うが、どういう報告を受けていたのか。期限が守られていないという点についてはどう思うか

 「出発前の言葉が足りなかったかもしれません。調べる量が膨大だということは承知していますが、帰ってくるまでにまとめるのがある種の中間報告だと思っていました。所信表明までに、ということでございます。それだけに、最終的に上がってくる報告書は意味のあるものでなければ、それこそ意味がないと思います。報告書については、より詳細なものにしますと言っていたので、それを期待したいと思います」

最終更新:9月23日(金)16時50分

産経新聞

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