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小池知事会見詳報(4完)アセスやり直しだと「15カ月程度かかる」処分の区議ら「守るのが私の責任」

産経新聞 9月23日(金)17時31分配信

 《東京都の小池百合子知事の定例会見。築地市場(中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の主要施設の下に盛り土が行われていなかった問題について、小池氏が質問に答える。この問題をめぐっては、建設前に提出された環境影響評価(アセスメント)の評価書にも「盛り土を行う」と実態と異なる趣旨の説明が記されていた》

 --盛り土問題で環境アセスの評価書について。敷地全体で盛り土を行う形で提示されていると思うが、この書類が大幅に変更になるとかなり時間がかかると聞いている。どういう対応をとるのか

 「有識者会議とその後の小島(敏郎)座長のプロジェクトチーム(PT)、これをできるだけ早い時期に結論を、どこまで安全か否か検討していただくことになっております。一般論でありますけど、中央市場の盛り土に関しての問題が出てきたときには、アセスは変更届を出さないといけない。一般論として変更届を提出されてから、やり直しがいるのかいらないか(の判断)について、(要する期間が)1カ月くらい。そもそもアセスのやり直しが必要となると、一般論としては1年と3カ月、15カ月程度になろうかと思います。いずれにしましても小島PT、有識者会議で科学的な知見に基づいたご判断をいただくことになると思います」

 --豊洲市場の安全性の確認はどのくらいのメドか。さらなる工事費用は一般会計からか

 「建築の安全、水質の安全、全体としての食の安全、一つ一つ確認します。安全をないがしろにした市場はあり得ません。ヒ素はもともと自然由来だったりするわけで、程度の問題があるわけで、そこは冷静に見ていかねばなりません。いずれにせよ、安全性の確認というのはそれらの総合的な判断になると思います。今は精力的に、それぞれPTとか、専門家会議とか、モニタリングの結果とかを待っている状況です。それによってまさしく専門的な、客観的な、第三者的な判断をいただくことが必要だと思います」

 「なんでそうなったかというのは行政の問題。この間、市場関係者の皆さんは経営状態も厳しいところを、豊洲に賭けている企業の方々もおられるわけですから、一日も早く結論を出してもらわねばならないですし、不安にも応えられるようにしっかりと都としてお世話させていただきたいと思います」

 《自民党東京都連の処分についても質問が及ぶ。都連は16日、7月の都知事選で党方針に反し小池氏を応援した豊島区議5人、練馬区議2人を離党勧告処分とすることを決めた。10月末までに勧告に従わない場合は除名処分もあり得る、厳しい処分となった》

 《一方、同じく小池氏を応援した若狭勝衆議院議員に対しては、口頭での厳重注意のみだった。国会議員に対する処分を党本部が行うのに対し、区議の処分は東京都連が行うため、同じ自民党議員でありながら、一貫性のない処分となった》

 --処分された区議について、選挙で支援を受けた知事として免除を求めるなど動く予定はあるか

 「私を守ってくれた、7人の侍と申し上げておりますが、私にしっかりとついてきた彼らをしっかりと守っていくことが私の責任だと思っております。これからどのような形で対応がされるのか見守りつつ、今後の方針を決めたいと思っております」

 《会見開始から約40分が経過した。挙手する記者の数は減らないが、小池氏自ら「最後にさせてください」と宣言した》

 --市場の問題について、築地から豊洲への移転をいつまで延期するのか。判断する時期はいつごろになるか。これまでは、地下水のモニタリングが最終的にまとまる来年1月以降としていた

 「いくつかの分析結果、調査結果を待たなければなりません。これらを総合的に判断して決めたいと思います。以上でございます。ありがとうございました」

 《そう答えると、小池知事は報道陣に向かって笑顔で会釈し、会見場を後にした》

最終更新:9月23日(金)17時31分

産経新聞