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また駐車場から英王の遺骨か、ヘンリー1世の可能性

The Telegraph 9/23(金) 16:19配信

【記者:Patrick Sawer】
 英王になぜこんな偶然が続くのだろうか──。最初はイングランド王リチャード3世(Richard III)だった。その遺骨は英中部レスター(Leicester)の駐車場の下で見つかり、今度は、ヘンリー1世(Henry I)にも同様の運命に見舞われた可能性が出てきた。その埋葬をめぐっては、お世辞にも威厳があるとは言い難い。

 英南部レディング獄舎(Reading Prison)跡地にある司法省の駐車場の下で、ヘンリー1世のものである可能性のある人骨が見つかったのだ。レディング修道院(Reading Abbey)跡周辺を、地中探知レーダーを使って探索していたところ、複数の墓が発見された。

 修道院の主祭壇に近い舗装された場所を探索していた際に、墓や貴重な考古学的資料となる可能性のある遺物が多数発見された。

 4年前にはレスター大学(University of Leicester)の調査チームが、レスター市内のグレーフライアーズ(Greyfriars)駐車場の下で人骨を発見し、後のDNA鑑定でリチャード3世の遺骨であることが確認された。

 レディング獄舎跡の駐車場の下の墓は、レディング修道院の歴史的重要性の全容を解明するための大規模な調査の最中に見つかった。

 レディング修道院は1121年、征服王ウィリアム(William the Conqueror)の末息子であるヘンリー1世によって建てられ、同王とアデライザ(Adeliza)王妃が埋葬されている場所と考えられてきた。しかし王が永眠しているとされる銀のひつぎを狙った盗賊が墓を荒らしたため、その遺骨の正確な場所については憶測が広がるばかりだった。

■ヘンリー1世との特定はまだ…

 埋葬場所については主祭壇の前方に位置すると考えられていた。今回発見された墓に王の遺骨が納められているかどうかを確認するには全体を掘り起こす必要があるという。

 調査を主導しているレディング市の広報担当は、「墓は主祭壇の後方、修道院の東端のアプス(後陣)で見つかった。ヘンリー1世の墓があると考えられていた場所から東に位置する。今回の発見内容だけでは、王との直接的な関係は確認できない」としている。

 考古学者らは今秋にも、駐車場の下の発掘作業を開始したい考えだ。【翻訳編集】AFPBB News

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最終更新:9/23(金) 16:44

The Telegraph

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