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中村勘九郎「命懸け」猿飛佐助役…「真田十勇士」主演映画&舞台同時公開中「ともに見応え」

スポーツ報知 9月23日(金)15時0分配信

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(34)が主演する映画「真田十勇士」(堤幸彦監督)が22日、公開された。2014年に上演された同名舞台の映画化で、今月9日からは東京・新国立劇場で舞台が再演されている。主演映画と舞台の同時公開という画期的な試みに挑んでいる勘九郎は、映画の撮影を「死と隣り合わせの現場でした」と振り返り、上演中の舞台との違いなども聞いた。

【写真】田んぼアートを見下ろす(左から)中村七之助、波野七緒八くん、波野哲之くん、中村勘九郎

 「真田十勇士」の舞台上演後に行ったインタビュー。毎回欠かさず受けている約30分のマッサージでは、4、5分に一度、苦痛に顔をゆがめた。休憩も含めると3時間半にわたって舞台を縦横無尽に走り回り、激しい殺陣の連続。上演中に体の一部がしびれることもあるという。まさに満身創痍(そうい)で演じているが、昨年12月から2か月半にわたった映画の撮影も、負けず劣らずハードな現場だったという。

■満身創痍

 「映画は演出でかなりCGを使っているんですけど、俳優のアクションに関しては一切CGはなし。立ち回りもスタントなしで、全部自分たちでやっているんです。さらに映画では、大坂冬の陣の(出城の)真田丸を実際に建てて撮影していて、夏の陣では広大な敷地で爆破ありのロケ。それに(撮影場所の)和歌山は雪が降るほど寒くて。舞台とは違った臨場感というか、まさに死と隣り合わせの現場。本当に大変でした」

 14年に上映された舞台の映画化。名将として知られる真田幸村(加藤雅也)が実は平凡な人物で、勘九郎演じる猿飛佐助ら十勇士が幸村を本物の英雄にするため画策するという突拍子もない設定だ。

 「最初にマキノノゾミさんの脚本を読んだ時は、こうくるか、と驚きました。幸村が永遠のヒーローというのは揺るがない、変えられないと思っていたけど、そこから変えてきた。その時代に生きているわけではないので、本物の幸村は知らない。だからロマンは広がりますよね。佐助のキャラクターは軽妙というか、本能で生きてるので考えすぎず、神経質にならないように気を付けました」

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最終更新:9月24日(土)9時33分

スポーツ報知