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世界銅地金需給、1~6月は30万トン超の供給不足

鉄鋼新聞 9/23(金) 6:00配信

 国際銅研究会(ICSG)がまとめた16年上期(1~6月)の世界銅地金需給バランスは、30万6千トンの供給不足となり、前年同期の5万4千トンの供給不足から不足幅が拡大した。世界最大の需要国である中国の見掛け消費が大幅に増加したことから、供給量の伸びを需要の伸びが上回った。

 1~6月の銅地金需給は、供給量が1149万1千トンで前年同期比2・9%(32万トン)増、需要が1179万7千トンで同比5・1%(57万2千トン)増。供給では中国が同比6%増、米国が同比16%増と増加し、全体の供給量を押し上げた。世界2位の供給国であるチリ、同3位の日本もそれぞれ前年同期を上回った。一方、コンゴやザンビアは一時的な減産影響で減少。地域別では米州が同比6%増、アジアが同比5%増、オセアニアが同比18%増、アフリカが同比15%減、欧州が同比4%減だった。
 需要では中国の見掛け消費が同比11%増と大幅に増加。前年同期に低水準だった正味輸入量が同比20%増と大幅に増加したことが寄与した。一方、中国を除いた世界全体の消費量は前年同期並みにとどまった。地域別では欧州、アジアが増加したが、アフリカ、米州が減少し、オセアニアは前年同期並みだった。
 一方、6月単月の銅地金需給は、供給量が191万3千トン、需要が199万5千トンで、8万2千トンの供給不足。単月ベースでは5カ月連続の供給不足だった。

最終更新:9/23(金) 6:00

鉄鋼新聞