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スマホ「不正アプリ」に注意…「ポケGO」装い個人情報盗む

読売新聞(ヨミウリオンライン) 9月23日(金)12時10分配信

提供元不明はインストールしない

 個人情報を盗み取るスマートフォンの「不正アプリ」が数多く出回っている。「ポケモンGO」など人気のゲームを装ったものも増えている。提供元が分からないアプリはインストールしないといった自衛策が必要だ。

 情報セキュリティー会社のトレンドマイクロ(東京)によると、「ポケモンGOの攻略法を紹介する」「ゲーム内で使うコインを入手できる」などと、人気に便乗したアプリは8月16日時点で1575件確認されている。このうち238件は、個人情報の抜き取りや遠隔操作などの被害につながる恐れがある不正アプリだった。

 全国の消費生活センターでも不正アプリに関する相談が目立ち始めている。関東地方の30代女性は、あるゲームアプリのインストール後、偽物だと気づいてすぐに削除した。しかし、個人情報を抜き取られた可能性があると知って不安になったという。

スマホを遠隔操作される恐れも

 不正アプリをインストールすると、電話帳や通話履歴などのデータを盗まれる。スマホを遠隔操作され、通話を録音されたり、内蔵カメラで写真を撮られたりすることもあるという。

 トレンドマイクロによる不正アプリの確認件数は、今年6月までの約6年間で延べ1500万件以上。この1年間で倍増した。大半がアンドロイド端末向けだ。正規アプリの画面などのデータを流用し、本物と見分けがつかないものも多い。

 不正アプリを見抜くのは難しい。ITジャーナリストの宮田健たけしさんは、グーグルの正規配信サービス「グーグルプレイ」や携帯電話会社の配信サービス以外からはアプリを入手しないよう勧める。「スマホのセキュリティー設定にある『提供元不明のアプリのインストールを許可する』欄のチェックを外しておけば、グーグルプレイ以外からアプリをインストールできなくなります」と話す。

 セキュリティー対策ソフトは必ず有効にしておく。全てではないが、不正アプリを検知してインストール時に警告してくれる。スマホにあらかじめ入っている無料版もあるが、有料版を使うと安全性が高まるという。

 トレンドマイクロの森本純さんは「インストールする時に示される『権限』を確認してください」と呼びかける。

 通常、アプリをインストールする際には、位置情報や電話番号などを、アプリの提供元が利用してもよいか「権限」の確認を求めてくる。ここに、本来は必要ないはずの項目を紛れ込ませてくる手口が多い。「同意する」を選ぶと、提供元に情報が渡ってしまう。

 例えば、ポケモンGOの不正アプリでは、正規アプリにはない「通話履歴」などが、利用を許可する項目に含まれていた。このほか、バッテリー節約アプリなのに電話帳など関係ない項目を求めてくるといった場合も不正アプリの疑いがあるのでインストールは見合わせるべきだ。

 子どもがスマートフォンを使う家庭では、親が認めないとアプリをインストールできなくしたり制限したりできる携帯電話会社のサービスもあるので利用したい。

読売新聞社

最終更新:9月23日(金)12時10分

読売新聞(ヨミウリオンライン)