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朝ドラヒロイン19歳・芳根京子…自分に厳しく、別品届けるべっぴん

スポーツ報知 9月23日(金)15時0分配信

 女優の芳根京子(19)がヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」(月~土曜・前8時)が、10月3日にスタートする。デビューからわずか3年でヒロインの座を射止めた実力派。しかし、幼少期は極度の人見知りで、他人とほとんど話せなかったという。高1で巡り合った役者の道を「ずっと続けたい」と語り、初めての一人暮らしで朝ドラの撮影に没頭する日々。変貌を遂げた中高時代の秘密、大舞台に臨む女優としての覚悟に迫った。

【写真】日本代表顔負け?のバトンパスを披露した芳根京子(左)と高畑充希

■今大切に

 神戸市の子ども服メーカーの創業者をモデルとした「べっぴんさん」。芳根は、太平洋戦争で財産を失いながら、子ども服作りにまい進する芯の強いヒロイン「坂東すみれ」を演じる。5月からの撮影は中盤にさしかかったが、気持ちは新鮮なままだという。

 「初心を忘れちゃいけないという思いもあるけど、『主演だから』と思い過ぎると自分にプレッシャーをかけてしまいます。気負わず、でも、現場に一番長くいる人間として作品を一番愛していたい。ヒロインに決まった時から、ブレることなく同じ気持ちです」

 昨年3月まで女子高生だったが、今年4月、2261人の中からヒロインに選ばれた。東京の親元を初めて離れ、大阪で経験する一人暮らしは極めてストイックだ。

 「基本は自宅とスタジオの行き来だけ。自分がなぜ大阪にいるのか、やるべきことは何かと考えます。休みでも洗濯、掃除をして、台本を読んで。この1年はプライベートはいらないと思って大阪に行きましたが、一生に一度のこと、必ず終わりが来る。だから今を大切にしようと思ってます」

■母性に気づく

 ストイックな姿勢は、撮影に臨むまでの準備も同じ。NHKから渡された膨大な資料を読破し、自ら望んで歴史に関する資料館に足を運んだ。さらに、昭和初期から戦後に至る物語の時代背景を知るため、実の祖母の半生をたどった。

 「クランクイン前、祖父母の年表を作ってくるようにと監督から宿題が出たんです。東京で一緒に住むおばあちゃんに、生まれた時のことから、いつ東京に出て、戦争が始まって、どういう生活をして、戦争が終わった時はどんな気持ちだったとか、全部聞きました。その年表を通じて時代が見えてきた。やるからには、できることは全部やりたい。それだけの役割をいただいているので、精いっぱいやらないと失礼と思うんです」

 「すみれ」は19歳で結婚し娘を授かる。同年齢の自身は結婚も出産も未経験だが、撮影を通じ、自らの母性に気づいたという。

 「出産シーンを撮影した日、リハーサルでは赤ちゃんの人形を使ったんですが、その時から大号泣でした。スタッフの皆さんは大笑い。どう見たって怖い人形なんだから『泣くな』って。本番は本当の赤ちゃんが一緒で、産んだわけでもないのに自然に涙が出ました。自分自身がまだ子どもだと思っていたのに、こんな気持ちが自分にもあるんだなって。将来は絶対に子どもが欲しい。でも、自分の子どもが生まれた時はどうなるんだろう。泣きすぎて、脱水症状で消えてしまうんじゃないかと思います」

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最終更新:9月24日(土)9時26分

スポーツ報知