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ソフトバンク打線に陰り 2度の好機に内川凡退

西日本スポーツ 9月23日(金)10時30分配信

■打順変更で臨んだ一戦

 虚空をにらみつけながらベンチへ戻った。宿敵とのレギュラーシーズン最後の決戦。内川が4番の重責を酷なまでに突きつけられた。1点を追う3回2死一、三塁では有原のフォークに空振り三振。5回2死一、二塁ではボールになるフォークを打たされ、投ゴロに倒れた。2安打しながら、好機の2打席での凡退がチームに重くのしかかる。その悲喜を味わい続けた、今季135戦目だった。

無死満塁で登板、無失点に抑えガッツポーズを見せる森福

 天王山初戦から音無しだった相手4番の中田に7回、2ランが出た。ビハインドは3点。8回先頭の内川は右前打で出塁すると、執念を見せる。続く松田が空振り三振に倒れる間、バースのモーションを盗んで二塁を陥れた。約5カ月ぶり、今季3個目の盗塁から長谷川の二ゴロの間に三塁まで進んだが、後続が倒れて本塁を踏めなかった。

 逆襲を期したベンチは、再び手を打っていた。初戦で今季初めて江川を置いた1番に、好調の本多を前日の2番から引き上げた。2番には打棒が上向きの今宮を同じく8番から上げた。「本多は調子がいいし、出塁率も高い。今宮は(この試合で)2本出たし…。クリーンアップの前に置いて、(走者を)かえしてもらいたかった」というのが、工藤監督の思惑だった。

 もっとも試合後に工藤監督が「ストライクを取って勝負していこうと、割り切って投げていた」と振り返ったように、有原は6連敗中の内容がうそのような出来だった。1点を追う4回無死二塁の好機。ここで長谷川には指示を出さず、前日3安打のバットに懸けたが、結果は三振だった。続く吉村、江川まで3者連続三振だったこの回の攻撃も大きな影を落とした。

 内川は試合後は多くを語らず、移動バスに乗り込んだ。ここまでリーグ3位の97打点。柳田の離脱後も不動の4番として、軸であり続けてきた。現状チームの規定打席到達者で唯一の3割打者。逆転V3への道を切り開く残り8戦。チームの命運は、なおそのバットに託される。 

=2016/09/23付 西日本スポーツ=

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最終更新:9月23日(金)10時30分

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