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セシウム評価を矮小化 福島第1原発港湾内、最高値を「やや高め」

福島民友新聞 9月23日(金)11時22分配信

 東京電力は22日、福島第1原発の港湾内で21日に採取された海水の分析結果について、2地点でセシウム137の濃度が過去最高を更新したことを明らかにした。ただ、分析結果を知らせる報道関係者への一斉メールでは「最近の変動から見るとやや高めの傾向」と評価を矮小(わいしょう)化するような表現で発表していた。

 東電によると、「1号機取水口」のセシウム137の濃度は1リットル当たり95ベクレルで、それまでの最高値だった2015(平成27)年9月の同82ベクレルを13ベクレル上回った。

 「1~4号機取水口内北側」のセシウム137は同74ベクレルで、13年10月の同73ベクレルを1ベクレル上回った。排水路などから港湾内に雨水が流れ込み、濃度が上昇したとみられる。

 分析結果は21日午後10時50分ごろ、報道関係者に一斉メールで通知された。2地点の数値が記されていたがメールの本文に最高値更新を示す表記はなかった。

一方、メールには詳しい分析結果の資料が表示されるサイトのURLが掲載されており、詳細資料には最高値更新が示されていた。

 最高値更新を本文に表記しなかったことについて、東電の担当者は福島民友新聞社の取材に「大変申し訳ない。23日の会見でしっかり説明したい」と弁明した。

福島民友新聞

最終更新:9月23日(金)11時22分

福島民友新聞