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地表面水位2回達す 福島第1原発地下水、流出は確認されず

福島民友新聞 9月23日(金)12時22分配信

 東京電力は22日、雨の影響で福島第1原発の護岸に流れ込む地下水が増加している問題について、同日は午後7時までに2回、地下水位が地表面の水位(海抜3.91メートル)に達したと発表した。

 地下水位が地表面の水位に達したのは昨日からの合計で3回目だが、護岸にある井戸の縁の高さは約60センチあり、汚染地下水の流出は確認されていない。

 東電によると、同日午前7時時点で地下水位が地表面の水位を2センチほど上回った。その後、既設のポンプのほか、バキューム車を動員して井戸からの地下水くみ上げ量を増やすことで、一時は地下水位を地表面よりも下げることができた。

 しかし、午後から雨が降り出し、再び地下水位が上昇。午後6時25分ごろに地下水位が地表面の水位に達した。

 今後も既設のポンプを24時間態勢で稼働させるほか、バキューム車で継続して地下水をくみ上げる。

 第1原発では、事故直後に地下道を伝って汚染水が漏れた経緯があり、護岸の地下の一部は放射性物質で汚染されている。護岸に流れ込んで汚染された地下水の流出防止などを目的に「海側遮水壁」が造られた。

 海側壁でせき止められた汚染地下水は、相次ぐ台風や雨の影響で水位の高い状態が続いている。

福島民友新聞

最終更新:9月23日(金)12時22分

福島民友新聞