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米海兵隊ハリアー墜落、乗員救出 米軍機事故は復帰後45件発生

沖縄タイムス 9月23日(金)6時40分配信

 22日午後1時55分ごろ、国頭村辺戸岬の東約150キロの米軍ホテル・ホテル訓練区域で、米軍嘉手納基地を離陸して訓練をしていた米海兵隊の戦闘攻撃機AV8Bハリアー1機が墜落した。乗員の操縦士1人は約40分後に米軍が救出、キャンプ瑞慶覧の海軍病院に搬送した。命に別条はないという。2013年5月には嘉手納基地所属のF15戦闘機が同じホテル・ホテル訓練区域で墜落しており、繰り返される米軍機事故に、県民の反発が高まるのは必至だ。

 在沖海兵隊は墜落原因を調査中としている。米軍によると、事故機は第31海兵遠征部隊(31MEU)の指揮下にある航空機。米軍岩国基地所属とみられる。岩国にはハリアー6機と兵士約120人で構成する部隊がある。

 第11管区海上保安本部によると、午後2時10分に那覇空港事務所から事故の一報が入った。40分ごろに嘉手納基地の第18航空団指揮所から11管に救助要請があり、11管は現場海域に巡視艇1隻と航空機1機を派遣した。県には午後3時ごろ外務省から事故の連絡があった。

 11管によると、現場海域には長さ約2キロ、幅約50メートルにわたり油が浮かんでいる。流出量は数リットル程度で、自然環境への影響は低いとみられるという。

 県には、漁業関係者や船舶事業者らから被害の情報は入っていないという。事故海域は訓練のために午前6時から深夜0時までは立ち入りが禁止されている。

 事故を受け、外務省は在日米国大使館へ、沖縄防衛局は31MEUのニコルソン司令官(四軍調整官)へ再発防止などを申し入れた。

 米軍機の墜落事故は復帰後45件発生。ハリアーは1994年、95年に沖縄近海で相次いで墜落している。

 在沖海兵隊は、事故機の所属や23日以降の訓練を継続するかについて明らかにしていない。

最終更新:9月23日(金)8時15分

沖縄タイムス