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[プリンスリーグ北信越]中学生が計3得点!!「4年以内に日本一」掲げる帝京長岡が長岡ダービー制す!

ゲキサカ 9/23(金) 23:48配信

[9.22 高円宮杯プリンスリーグ北信越第17節 帝京長岡高 5-0 長岡向陵高 長岡市ニュータウン運動公園サッカー場]

 高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プリンスリーグ北信越は22日、第17節を行った。プレミアリーグ参入戦進出圏内の2位争いを演じている帝京長岡高(新潟)と8位・長岡向陵高(新潟)との一戦は帝京長岡がエースFW楜澤健太(3年)と中学生MF谷内田哲平がそれぞれ決めた2発と、交代出場の中学生FW晴山岬のゴールによって5-0で快勝。帝京長岡は2位・富山一高(富山)と勝ち点2差の3位で最終節(対遊学館高)を迎える。

 強い風雨の中で開催された長岡ダービー。帝京長岡は先発の半数以上が系列の長岡JY FC出身選手(帝京長岡高がクラブ登録しているため、同じ練習場所の系列チーム、長岡JY FC所属の中学生も出場可能)で、県立校の長岡向陵も先発の半数近くを占める長岡JY FC出身選手に地元の中体連や街クラブの出身者を加えたチームという、互いに特長を良く知る者同士の戦いとなった。前半からボールゲームを展開したが、互いにシュートシーンを増やすことができない。その中でより流れよく攻めていたのは長岡向陵の方。左足からのパスが光った司令塔・MF谷口成冴(3年)やMF田中龍成(2年)を経由したスピーディーなパスワークから、ともにキープ力の高い前線のFW外山光(2年)とFW山本貴大(3年)へボールを入れるなどゴールに近づいていた。

 だが、帝京長岡は1チャンスをものにして流れを傾ける。左サイドからMF陶山勇磨(2年)とSB安田光希(2年)がしつこく打開を試みていた帝京長岡は前半25分、連続攻撃から安田が縦へ抜け出して左足クロス。これをニアサイドへ巧みに飛び込んだエース楜澤が左足ダイレクトで合わせてリードを奪った。この1点によって攻撃が落ち着いた帝京長岡はエース楜澤のアイディア溢れるボールコントロールと突破や、局面に人数をかけて相手の逆を取るテクニカルな仕掛け、崩しの回数を増やしていく。古沢徹監督も「内容は全然良くなかったですね。もう少し、足元で動かしてという。でも、1点取ってからは落ち着いて相手の矢印の裏を取ってということができていた」。長岡向陵も外山の左足ミドルなどで反撃したが、次の1点は帝京長岡が注目の中学生MF谷内田のゴールによって奪い取る。

 36分、左中間で粘った楜澤がFKを獲得。キッカーの谷内田が「触れば入るし、触れなくても流れて入るように」蹴った右足FKがゴール前の混戦を抜けてそのままファーサイドのゴールネットに吸い込まれる。U-18年代の中で主軸として戦う中学生の技ありゴールで突き放した帝京長岡は、両サイドからのラストパスにMF木村勇登(3年)や陶山、MF小林歩夢(2年)が飛び込んでくる分厚い攻撃。前半終了間際にCB石川悠(2年)の左足フィードで裏を取った楜澤が迎えたビッグチャンスはシュートミスによって活かせなかったが、流れを掴んだまま前半を終えた。

 風雨が強まった後半、帝京長岡はボールこそ運ぶものの、崩しのパスや崩しに入る手前の段階でミスが起きて停滞。シュート数を増やすことができなかった。それでも28分、ショートコンビネーションから最後は陶山のラストパスで抜け出した谷内田が2点目のゴールを奪う。さらに35分にはMF野本太一(2年)のシュートのこぼれを楜澤が左足で流し込んで4-0とした。長岡向陵も判断を上手く変えたりしながらボールを前進させていた谷口中心に諦めずに反撃。田中の右足ミドルなどで攻め返し、37、43分には背後を突いたFW高橋拓也(3年)が決定機を迎えたが、帝京長岡は安定感際立っていたGK深谷圭佑主将(3年)が阻止して得点を許さない。

 逆に交代出場の右SB吉田晴稀(中学3年生)が抜群の走力を見せるなどギアを落とさずに攻めていた帝京長岡は後半アディショナルタイム、自ら入れたクロスのクリアに反応した中学生FW晴山が豪快な左足シュートを突き刺した。深谷は「内容は全然だったんですけど無失点で抑えられたことと、あまり自分たちのシュートもあまり多くなかったんですけど、その中で5点決められてプレミアの参入戦(切符獲得)へ向けて良かったと思います」。プリンスリーグが終わると、すぐに選手権予選が開幕する。その戦いへ向けて古沢監督は「あとは攻撃の仕掛けのところの失いが一番リズムを失うところなので改善したいですね。みんなで守備するところは変わらない。仕掛けるところで最後の最後の質のところを高めていく」と語った。

 帝京長岡、そしてU-6、U-12、U-15チームと強化してきた長岡JY FCのスタッフたちは地域の関係者たちとともにこの15年、20年の間、人口30万人弱の長岡市を「サッカーの街に」と時間をかけて取り組んできた。その中で“兄貴分”に当たる帝京長岡は12年度に選手権全国8強、プリンスリーグ北信越では3年連続で3位に入るなど結果を残し、今年は下級生や中学生中心のメンバーでさらに壁を破ろうとしている。同じグラウンドでトレーニングする小中学生たちに夢を与えるためにも求めている結果。帝京高時代にともに全国制覇を果たしている西田勝彦コーチとともにチームをつくりあげてきた谷口哲朗コーチは昨年、5年以内に選手権で日本一を取る目標を掲げたのだという。「もう1年経っちゃんたんで、あと4年。4年のうちに日本一取るって本気で思っていますので、まだまだ足りない部分もありますけれども、選手権で日本一を取る。それがもっと長岡をサッカーの街にする力になる」。選手たちもその目標に呼応。深谷は「(プリンスリーグで日本一の経験を持つ)富一とか星稜とかに勝ったりしている。日本一も届かない夢ではないので、ここからもっともっと成長しなければ無理なんですけど、成長して取れるように、運じゃなくて実力で取れる技術をつけていきたい」。まずは目の前のプリンスリーグの戦い。その後には「長岡のため」目標に挑戦する選手権が待っている。

最終更新:9/24(土) 0:38

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