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弘前にビール工房開設へ/英会話教室経営のバーンズさん

Web東奥 9月23日(金)11時12分配信

 青森県弘前市で英会話教室を経営しているギャレス・バーンズさん(31)=青森県平川市=が20日、発泡酒製造免許を取得した。バーンズさんは自家製のクラフトビール工房を弘前市に開設する準備を進めており、10月24日からビール工房「BE EASY BREWING」を操業、11月中旬に店舗の営業を始める。
 バーンズさんは米国出身。2005年に米軍三沢基地に配属され、07年に軍人を退役した。退役後は弘前市に移り住み英会話教室を主宰。現在は津軽三味線奏者としても活躍している。
 8年ほど前、東京で飲んだクラフトビールの味に魅了された。バーンズさんは「すぐ弘前にも広まるだろう」と期待したが、なかなか普及せず、4年前に自ら機械を購入してビール造りを独学。クラフトビールの本場の米国や山梨県の工房を訪ね、醸造技術の勉強を重ねてきた。昨年9月に弘前税務署に製造免許を交付申請し、1年がかりで取得した。
 クラフトビールとは、小規模・小資本の醸造所が造るビールのこと。米国には約5千カ所あり、飲食店でも製造しているという。日本では「地ビール」とも呼ばれるが、バーンズさんによると「地ビールのように地域性やレシピにはこだわらない。自由度が高く、いろんな味のビールを造れる」と説明する。
 原料のホップやモルト(麦芽)、酵母の種類、分量、醸造方法を変えることで多彩な香りや味が引き出せるという。「ビールといえば単一な味しかイメージできないと思うが、本当は奥が深い。多彩な味や香りを体験したら、ビール好きはきっとクラフトビールから抜けられなくなる」と太鼓判を押す。
 弘前市松ケ枝の空き事務所を工房に改装。1階をビール製造工房、2階を店舗にする予定。月産4千リットル製造する。「11月の開店時には自家製の2種と、国内や米国から仕入れた8種の計10種のビールを提供する。東京や福岡、神戸にも出荷する計画。タンクが空になったら配合を変えたビールを造るので、毎回、違った味を楽しめると思う」と笑顔で話した。

東奥日報社

最終更新:9月23日(金)11時12分

Web東奥