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サウジ主導のイエメン空爆、市民30人死亡

CNN.co.jp 9月23日(金)14時53分配信

(CNN) サウジアラビア主導の連合軍がイエメン中部の港湾都市ホデイダで21日に行った空爆で、民間人少なくとも30人が死亡した。現地の医療関係者がCNNに明らかにした。

イエメン国防省は、34人が死亡し、少なくとも55人が負傷したとしている。医療関係者によれば、負傷者のうち18人は重体だという。

報道によると、サウジ軍の空爆ではホデイダの住宅密集地が標的にされ、住宅約14棟が破壊されて90棟以上が損壊した。

自宅が被害に遭って妻と子どもが負傷したという男性は、「自宅で平和に暮らしていた一家が空爆で殺害された」「絶え間ない空爆で多くの犠牲者に救助隊が近付けなかった」と憤る。

救急車は何度も現場との往復を強いられ、病院で治療の順番を待つ間に死亡した患者もいるという。

サウジ率いる連合軍の広報はホデイダ空爆で民間人が死傷したという情報について、「信頼できる証拠の裏付けがあると判断すれば、次の段階の調査に入る」と説明した。

イエメンでは民間人の犠牲がほぼ連日伝えられている。地元の治安当局者によると、22日早朝にはサーダ州で民家がサウジ軍に空爆され、子ども6人を含む少なくとも10人が死亡した。

サウジ率いる連合軍は2015年3月から、イランやサレハ前大統領派と連携する反政府武装組織「フーシ」に対する空爆を開始した。

フーシの支配下にある国防省の広報は、イエメン全土で1日に500回を超す空爆が行われていると述べ、「サウジがイエメンに対する攻撃をエスカレートさせ、市民が標的となってサウジ侵攻の代償を負わされている」と語る。

9月はこの1年半で最悪の犠牲者が出ている。先週は首都サヌア郊外で農家が井戸を掘る作業をしていたところを空爆され、民間人少なくとも64人が死亡した。

12日にはサーダ州の空爆で民間人少なくとも17人が死亡、23人が負傷。その前日にもサーダ州とハッジャ州で民家が空爆されて子ども9人を含む民間人31人が死亡、38人が負傷していた。

イエメンの人道危機も深刻化しつつある。ユニセフによれば、昨年だけで5歳未満の子ども約1万人が予防可能な疾患のために死亡した。栄養不良の子どもは150万人に上り、うち37万人は重度の急性栄養失調に陥っているという。

経済インフラにも打撃が広がり、首都サヌアの政治家によれば、少なくとも430の工場や企業がサウジ軍の空爆で破壊された。9月だけでも17工場が攻撃され、民間人67人が死亡したという。

国連は、イエメン内戦の死者を少なくとも1万人としているが、実際の死者はこの数字を大幅に上回るとみられる。

最終更新:9月23日(金)14時53分

CNN.co.jp

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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