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今年の米自動車販売台数、業界全体で前年割れ-米国ホンダ幹部が予想

Bloomberg 9月23日(金)6時29分配信

米国ホンダのジョン・メンデル執行副社長(販売担当)は22日、今年の業界全体の米自動車販売台数は2015年に記録した過去最高を更新せず、向こう数年間は恐らくそれを下回る水準で推移するとの見通しを明らかにした。

メンデル氏は電話会見で記者団に対し、業界全体の販売台数が過去最高だった昨年の約1750万台から、今年は1730万-1750万台に減ることをトレンドが示唆していると説明。原油急騰や信用引き締めといった大きなショックがない限り、17年以降の販売台数は1600万-1700万台になるとの見通しを示した。

米自動車販売台数は、昨年まで少なくとも第2次世界大戦以降では最長の6年連続増加を記録した。今年は前年割れとなる見通しだが、ホンダや米ゼネラル・モーターズ(GM)などリテール顧客への販売を増やしているメーカーは好調が予想される。実際の需要を計る上では、割引価格で大量に購入するレンタカー会社などよりも個人の買い手を見るほうが正確だと、メンデル氏は述べた。

ただメンデル氏は、自動車業界が「価格戦争」に入ろうとしている可能性があるとも指摘。調査会社オートデータによると、今年1-8月にインセンティブ(販売奨励金)が12%急増した。1台当たりの値引き額の絶対値は3000ドル余りに増加したものの、通信や運転補助機能を備えた大型車への市場のシフトで取引価格が記録的水準となったことで幾分埋め合わされた。ホンダが提供したオートデータ/PAIのデータによれば、同社のブランド・インセンティブは今年1-8月に22%減った。

原題:Honda Projects Declining U.S. Auto Sales to ‘Good Industry’ Pace(抜粋)

Jamie Butters

最終更新:9月23日(金)6時29分

Bloomberg