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債券上昇、超長期ゾーン堅調でフラット化-投資家戻っているとの声も

Bloomberg 9月23日(金)8時2分配信

債券相場は上昇。日本銀行が金融緩和の新たな枠組みを導入したものの、超長期債の買い入れが当面減額されないとの見方から同ゾーンが堅調となり、利回り曲線はフラット(平たん)化した。一方、流動性供給入札の結果が弱めとなり、午後の取引で相場の上値が重くなる場面があった。

23日の長期国債先物市場で中心限月12月物は、前営業日の21日終値比28銭高の151円77銭で取引を開始し、151円86銭まで上昇した。午後は流動性供給入札の結果を受けて、151円60銭まで伸び悩んだが、徐々に持ち直した。結局は27銭高の151円76銭で引けた。

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「しばらく金利は上昇しそうにないので、プラス利回りのゾーンを買っておこうと超長期がしっかりしている。日米の金融政策会合を終えて市場は落ち着きを取り戻してきた。米利上げへの警戒は続くが、低インフレ見通しに変化のない主要国の債券相場は堅調な地合いが続く」と話した。一方、「流動性供給入札の結果が少し弱かったことが嫌がられて先物が売られ、10年債が甘くなる場面も見られた」と述べた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した21日午後3時時点の参照値より2.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.055%で開始し、マイナス0.065%まで下げた。午後はマイナス0.04%まで売られた後、マイナス0.055%に戻している。

新発20年物の158回債利回りは一時5.5bp低い0.36%、新発30年物の52回債利回りは6bp低い0.45%まで下げ、新発40年物の9回債利回りは7bp低い0.525%を付け、いずれも8日以来の低水準に達した。

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジストは、「日銀はこれまで量をコントロールしてきたが、今後は利回り曲線をコントロールするため、ボラティリティが低下するだろう。金利の急上昇は許さないということなら、キャリーロールダウンで最も効果が大きい長いゾーンを買うのが正しい」と話した。

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最終更新:9月23日(金)15時24分

Bloomberg