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「君の名は。」新海監督が仕込んだ“伏線” 前作の聖地は「隣同士」 脇役の名前も…

withnews 9/24(土) 7:00配信

 ついに興行収入が100億円を突破した、アニメーション映画「君の名は。」。人気の高まりを受け、新海誠監督の過去作品にも注目が集まっています。中でも、2013年発表の前作映画「言の葉の庭」は、「君の名は。」との意外なつながりが多数あり、ファンの間で話題を呼んでいます。両作品に登場する舞台が隣り合っていることから、かけもちで「聖地巡礼」をする人も現れています。

【画像】「君の名は。」聖地となったレストランの内装 テーブルの配置もそっくり!

ユキちゃん先生の正体は?

 「君の名は。」と「言の葉の庭」では、ともに万葉集が重要な意味を持っています。

 「言の葉の庭」のヒロイン、雪野百香里は高校の古典教師でした。新宿御苑の休憩所で主人公の高校生、秋月孝雄と出会います。

 雨が木々をぬらす美しい風景のなか、御苑内でビールを飲む雪野(実際は園内は飲酒禁止)と、学校をさぼって靴のデザインに没頭する秋月。

 雪野は秋月に向けて「鳴る神の 少し響みて さし曇り 雨も降らんか 君を留めん」と短歌を謎かけのようにつぶやき、物語が動き始めます。

 一方、「君の名は。」でも、ヒロイン宮水三葉のクラスの古典教師として、「ユキちゃん先生」が登場。やはり万葉集を授業で教えています。このときの何げないやりとりが、物語で大きな意味を持ってきます。

 「君の名は。」のパンフレットを見ると、ユキちゃん先生は「雪野百香里その人」であると明記されています。しかし、「これが『言の葉の庭』の雪野のその後なのかは観る人の想像次第」とも書かれています。

サヤちんとテッシーも実は…

 両作品に登場する人物は、ほかにもいます。

 「君の名は。」でヒロイン宮水三葉の友人として活躍した、勅使河原 克彦(テッシー)と名取 早耶香(サヤちん)です。

 実は、監督自身が執筆した「言の葉の庭」の小説版にも、「勅使河原」と「サヤちん」が登場しています。しかし、この二人は東京の高校生で、岐阜県の田舎町に暮らす「君の名は。」の勅使河原とサヤちんとは、明らかに別人物です。

 あくまで緩やかなつながり。新海誠監督は自身のサイトで「『君の名は。』には、僕の過去作のモチーフもたっぷりと盛りこまれています。もちろん新しい要素も多くありますが、過去作を熱心に観てくださっていた方ほど、連続性や語り直し、アップデートに気づいていただけるはずです」と記しています。

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最終更新:9/24(土) 7:00

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