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リオ五輪中のAirbnb経済効果は?

ZUU online 9/24(土) 6:10配信

開催間近まで数々の懸念点があったリオ五輪でしたが、無事成功に終わったとみてよいのではないでしょうか。不安視されていた宿泊施設の不足も、直前になってAirbnb(エアビーアンドビー)が公式サプライヤーとして選ばれたことで、充分に宿泊施設を供給することができたようです。

リオ五輪中のAirbnbによる経済効果と、東京五輪への見通しを考えてみたいと思います。

■観光もして帰るという人がさらに効果を後押し

Airbnbが発表したリオ五輪中の利用客は6万6,000人で、ホストの得た収益は約25億円にも上るそうです。宿泊平均日数は6泊で、長い人では13泊となっており、オリンピック観戦以外にも観光を楽しんだ人が多かったそうです。期間中の1泊の平均宿泊料は1万6,500円でした。

ブラジル全土では、この1年間で民泊の登録件数が、ほぼ倍の9,500件となっています。リオ市内でのホストのこの1年間の収入は約19万円です。これを多いと思うか少ないと思うかは、開催前と今後のブラジルの民泊市場を観察しないとわかりませんが、リオ五輪が民泊経営に活力を与えたことは間違いないでしょう。

宿泊費以外も含めると、その経済効果が総額約75億円だというのですから、東京五輪にも期待が高まります。

■2020年に向けた、真剣な民泊対応が不可欠

各誌や専門家から発表されている東京五輪中の宿泊施設の不足は、約1万件といわれています。これから新設されるものを除いて、全国レベルでこれだけの施設が不足するとされているのです。過去の五輪開催地のデータから分析してのことですが、日本においてはさらに考慮しなくてはいけない問題も含んでいるのではないでしょうか。

五輪やイベントの開催に限らず、ビザの発給規制が緩和されてからの訪日外国人の数は増えていく一方です。出張サラリーマンや、受験生の宿までが観光客で満室になってしまったというニュースは記憶に新しいところです。

安くて気軽に宿泊できる民泊が増えたことと、訪日者が増えたことが相乗効果を上げています。このペースでいくと、本当に1万件の施設不足という予測で済むのかどうかも不安といえそうです。

もともと、東京や大阪に観光が集中していた日本ですが、東北や関西エリア全体、九州などにも外国人が訪れることが増えています。世界遺産、ドラマや映画の撮影場所、有名漫画の舞台になった場所などへの観光客は、東京五輪まで増加し続けると予測する専門家もいます。

■閉会式でさらなるインパクト?!

誰もが何気なく見ていた閉会式でも、安倍晋三首相の意外な登場が一気に話題を呼び、あっという間にSNSで広がりました。「おもしろい!日本に行きたくなってきた」「こんな国でのオリンピックが楽しみだ!」との声があがっています。

この反響が4年後まで続くかどうかはわかりませんが、日本は、先日世界に大旋風を巻き起こしたポケモンGOの発祥国です。歴史、風土、食などの文化的な魅力以外に、他国にはないキャラクターゲーム文化があります。この強みを活用していくと、前回の1964年には想像もできなかった東京五輪になるのは間違いありません。

民泊にはシンプルでモダンなインテリアの部屋が多いようですが、マリオ一色の部屋や、人気の漫画が全巻そろっている部屋など、4年後を待たずに今から民泊に取り入れても面白いかもしれません。

10月に打ち出される予定の民泊新制度の詳細についても、リオ五輪で民泊が活躍した経緯を大いに考慮した内容であることを期待したいものです。(提供:民泊投資ジャーナル)

最終更新:9/24(土) 6:10

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