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<ぼのぼの>20年ぶりアニメ化の理由 制作会社エイケンに聞く

まんたんウェブ 9/25(日) 10:00配信

 動物キャラクターによる不条理ギャグを30年にわたって連載中のいがらしみきおさんの4コママンガ「ぼのぼの」がアニメ化され、4月からフジテレビなどで毎週土曜午前4時52分に放送されている。20年前に一度アニメ化されたこの作品が選ばれたのはなぜか。「サザエさん」などで知られるアニメ制作会社エイケンの松下洋子プロデューサーと山口秀憲監督に話を聞いた。

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 --アニメ化の候補がたくさんある中で、なぜ「ぼのぼの」を選んだのか。

 松下プロデューサー (2013年放送開始の)「鉄人28号ガオ!」の後枠でマンガ原作を探していました。ところが今のマンガは、面白い半面、厭世(えんせい)的すぎてファミリー層に向けてアニメ化したい作品がなかなか見つからなかったのです。そんなとき「ぼのぼの」のグッズが女性に人気であることを知りました。原作マンガは読者のターゲットが広く、読後感も良い。エイケンの持つノウハウを生かし、ファミリー層向けに愛される作品が作れそうと思ったのです。

 --山口監督に決まった経緯は?

 山口監督 実は原作の「ぼのぼの」が大好きで、プライベートでもグッズを持っているほど。だから企画が上がったときに「しめた!」と思って、手を挙げたら選んでもらえました。僕は「ぼのぼの」をやるために生きてきましたから(笑い)。ファンになったのは、コミックスの2巻ごろから。当時、模型雑誌を買っていたのですが、モデラーの方が「ぼのぼの」を勧めていたのです。じゃあどんな作品だろう?と読んでみると、青いラッコがいて、今までにないタイプのマンガ。どこに行くか先の読めないストーリーなのに、ちゃんとオチがある。また汗が大量に出る演出など当時は画期的だったんですよ。

 --「ぼのぼの」は2度目のアニメ化ですが、オリジナルだった1作目と違い、今度は原作マンガに忠実ですね。

 山口監督 マンガの世界が動いていると思ってもらえたらうれしいですね。地に足のついた実写のようなイメージで作っています。難しいのは、アニメで説明しすぎると、原作の持つ世界観が壊れるので、なるべく一言で説明するのはもちろん、笑い、間、モノローグ、背景を駆使して、説明せずともわかってもらうように工夫しています。アニメで原作マンガの雰囲気を出すため、あえて原作マンガにあるナレーションを使っていません。

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最終更新:9/25(日) 10:00

まんたんウェブ