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新コンセプトのCEATEC JAPAN 2016。IoT最先端技術がもたらす可能性の展示

エコノミックニュース 9/24(土) 20:41配信

 今年も「CEATEC JAPAN 2016(シーテック ジャパン)」が10月4日(火)から10月7日(金)までの期間、幕張メッセで開催される。今年の開催テーマは「つながる社会、共創する未来」で、開催コンセプトは「CPS/IoTでつながりが深まる社会、新たにもたらされる未来を共に創り出す場」となっている。

 CEATEC JAPANは2000年にスタートした展示会で、以来、アジア最大級の最先端の家電や電子技術の見本市として発展、成長してきたが、今年はさらに2020年に向けた最先端技術のテクノロジーショーケースとして、これからのコアとなる最先端技術CPS(Cyber Phisical System)とIoT(Internet of Things)に着目。CEATEC JAPANロゴの脇に記載されるキャッチコピーも昨年までの「最先端IT・エレクトロニクス総合展」から新たに「CPS/IoT EXHIBITION」へ変更して開催される。来場者数も昨年度の13万3048人の12%増となる15万人を目指す。

 変わるのはキャッチコピーだけではなく、本年度よりCPS/IoTの活用シーンごとのエリア構成が取り入れられる。全4つのエリアはそれぞれ、公共インフラや交通システム、災害対策、エネルギー制御など、安心・安全・快適な社会を構築するための提案する「社会エリア」、過ごしやすい都市や住みやすい街、環境整備の提案を行う「街エリア」、生活シーンでの豊かで快適な暮らしを提案する「家エリア」、上記各エリアの枠を超え、CPS/IoTを実現する上で不可欠な各種技術関連電子部品や素材・材料、関連ソフトウェアなどを提案する「CPS/IoTを支えるテクノロジー・ソフトウェアエリア」となっている。さらに主催者特別企画として「IoTタウン」や人工知能(AI)にスポットをあてた産業技術総合研究所との特別企画展示「AIエリア」、数多くのベンチャー企業らが集まる「ベンチャー&ユニバーシティエリア」などが設置される。

 毎年500社(団体)を超える出展者が集うが、今年の注目はやはり何といってもIoTの最先端技術だろう。最先端の技術によっていかに人々の暮らしが豊かになるのか。原点に立ち返るCEATECの真骨頂がそこにあるはずだ。

 例えば、ロームは、複雑で大掛かりなイメージの強い工場のIT化を簡単に導入できるソリューションの提案や、自動運転などの技術革新が進む自動車業界での最新技術を集約した体験型デモを展示する。また同グループ会社のラピスセミコンダクタが開発した土壌環境をリアルタイムでモニタリングできる土壌環境センサを展示。同技術は世界初のもので、農産物の生産性向上だけでなく、土砂災害防止など、防災対策のIoTにも貢献することが期待されているという。

 また、太陽誘電のブースでは、可視光通信や超高精度光変位センサのデモンストレーションや、圧電センサを利用した自動車用座席シートでの高感度人感センシング、さらには複数のガスを同時に検出し、においを識別できるにおいセンサや、高い安全性を持つ全固体リチウムイオン二次電池などを展示する。

 他にも、NHKエンジニアリングシステムの「Augmented TV」など、話題のAR・VR関連技術など、CEATECの会場内には専門家でなくとも心躍る展示が目白押しだ。

 東京オリンピックが開催される2020年を一つの区切りや目標にビジョンを掲示している企業が多いが、その先の未来まで感じさせてくれる展示が期待できそうだ。主催者も今年は家電見本市から脱却し、最先端の技術がもたらす豊かな暮らしを提案する展示会への原点回帰を掲げて並々ならぬ意欲を見せている。例年を凌ぐ熱い展示会が期待できるのではないだろうか。(編集担当:藤原伊織)

Economic News

最終更新:9/24(土) 20:41

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