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古くから伝わる御神体を修復 正眼寺で特別拝観

両丹日日新聞 9/24(土) 8:00配信

 山陰地方で最古の庚申霊場として知られる京都府福知山市寺町、曹洞宗・正眼寺(四方正道住職)が、境内の庚申堂にまつる御神体「青面金剛王庚申尊天」を修復した。普段は年初めの「庚申の日」に営む大祭の日にしかじっくり見ることはできないが、修復を記念し、特別に9月末まで本堂に置いて一般拝観ができるようにしている。

 暦の十干の「庚」と十二支の「申」を組み合わせて60日ごとにやってくる「庚申の日」に、庚申様をまつる行事が古くから全国で行われている。
 
 正眼寺の御神体は高さ約80センチの木彫りで、大宝元年(701)に全国で疫病死が流行した際につくられたと伝わる。交通安全、悪病退散の神として信仰され、毎年最初に迎える庚申の日に堂の扉を開いて大祭を営んでいる。
 
 庚申堂は明かりがないため薄暗く、内壁修理の際に御神体を外に運び出したところ、ひどく傷んでいることが分かった。話を聞いた檀家からの特別寄付で修復できることになり、6月に専門業者の元へ。このほど晴れて寺に戻ってきた。
 
 せっかくの機会なので、一般の人にも見てもらうことにしたという。四方住職は、修復前の画像と見比べて「こんなにきれいになって帰ってきていただき、うれしいです。大切にしたい」と目を細める。
 
 住職は舞台照明のプロでもあり、堂内にLEDライトをつけて大祭の日に照らす。来年の大祭は2月2日。
 
 住職らが不在の時があるため、拝観希望者は正眼寺、電話(22)3093へ連絡した方が良い。

両丹日日新聞社

最終更新:9/24(土) 8:00

両丹日日新聞