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昔の技術で斬新に表現。空飛ぶ鳥の軌跡を写した写真

ギズモード・ジャパン 9/24(土) 23:10配信

鳥が飛んだ軌跡を追うと、こんな写真ができるとは。

この写真は、バルセロナ在住の写真家Xavi Bouさんによる「Ornitographies」プロジェクトの1枚。

一瞬、布のようなものが空を飛ぶ、SFチックな写真にも見えますが、実はこれ、空を飛んでいる鳥なんです。ただ、鳥が連なっているように見えるのはもちろん現実の風景ではありません。この写真は、昔の映像に使われていたある古い技術を用いて撮影されました。

Bouさんは、「人間とは異なる時間感覚で悠々と飛びまわる鳥は、どこに向かうのか」という好奇心から、5年前にこの一連の写真を撮影し始めました。

「この方法を見つけたとき、ぼくは150年前と同じような試みをしていたことに気がついたんだ。クロノフォトグラフィだよ」

このクロノフォトグラフィこそが、昔の「映像」に使われていた古い技術のことです。

クロノフォトグラフィは、1837年から1901年のヴィクトリア朝に動きを科学的に研究する手法として開発されたもの。異なる動きのフレーム(たとえば上の画像、猫の落下する瞬間など)を何枚もの写真に記録して、ひとつの映像にするというアイデアです。

今回のプロジェクトでも、空を飛んでいる鳥を一定の時間で何枚も撮影し、それらの写真を合成して1枚にしています。

クロノフォトグラフィは古典的な手法ですが、この写真から古さは感じられず、むしろ現代人にとって新たなインスピレーションを与えてくれるような作品に仕上がっていますね。

Bouさんが言うように、人間とは異なる時間感覚で飛んでいるであろう鳥の動きのパターンが、それぞれの個性を表すかのように映し出されています。そんな個性にも注目しながら、この一連の写真をお楽しみください。

写真をもっと見たい方はこちら:http://www.gizmodo.jp/2016/09/chronophotography-birds.html

image by Xavi Bou

source: Ornitographies

Maddie Stone - Gizmodo US [原文]

(Rina Fukazu)

最終更新:9/24(土) 23:10

ギズモード・ジャパン