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新聞販売店で就労体験栄区 発達障害児「楽しい」

カナロコ by 神奈川新聞 9/24(土) 20:10配信

 自閉症などの発達障害がある中高生が、横浜市栄区笠間の新聞販売店「ASA大船北部」で作業体験に取り組んでいる。将来の自立に向けた就労体験の一環で、回数を重ねるごとに効率が上がり、社員とのコミュニケーションも円滑になるなど、効果が見られているという。

 作業体験に参加しているのは、放課後等デイサービス「クリームソーダ」(同区)に通う中高生。特別支援学校などに通いながら、放課後は同施設で療育活動に励んでいる。

 発達障害者は他者とのコミュニケーションや気持ちの切り替えが難しく、就労時に苦労するケースがあるため、同施設では近隣の商店に就労体験への協力を依頼。自身も自閉症の長男(14)を持つ同販売店の仁平秀洋所長(45)が快諾した。

 昨年10月から平日は毎日訪れ、古紙回収袋をポストに入れやすいようにたたんだり、折り込みチラシを整えたりする作業を手伝う。最初は表情も硬く、すぐに作業に飽きた中高生だが、今では元気よくあいさつし、新しい作業にも積極的に挑戦しているという。

 参加した中学1年の男子生徒(13)は「最近は作業に慣れてきたので楽しい。将来は車のメンテナンスの仕事がしたい」と意欲的。仁平所長も「障害のある子どもたちが社会で働いて暮らせるよう、少しでも力になれれば」と話している。

最終更新:9/24(土) 20:10

カナロコ by 神奈川新聞