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志田未来、「学生という武器は捨てる…」女優を続けるきっかけは君塚良一監督の言葉

クランクイン! 9/24(土) 6:20配信

 7歳から女優活動を開始した志田未来。2006年に放送された『14歳の母』で連続ドラマ初主演を務めると、その演技力が評価され第15回橋田賞・新人賞をはじめ、多くの賞を13歳という若さで受賞した。そんな彼女も現在23歳。最新映画『泣き虫ピエロの結婚式』では、自身初という直球の純愛物語のヒロイン・佳奈美を感情豊かに演じた。劇中ではウエディングドレスを身にまとうなど、等身大の女性を演じた志田に、作品の見どころや、女優という仕事について聞いた。

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 志田演じる佳奈美は、見習いクラウンとして「All for you. It’s my pleasure(あなたの喜びは私の喜び)」をモットーに、人に笑顔を与えたいと思う女性。好きになった相手が重い病を患っていても、常に笑顔で包み込み、純愛を貫く。「佳奈美は本当にまっすぐで太陽のような女の子。自分よりも相手が第一と考えるタイプなんです。私も大事な人には常に笑顔でいてほしいという思いがありますが、佳奈美ほどまっすぐで一生懸命になれるかというと自信がないです。私も見習わなければなと素直に思いました」と主人公のひた向きさに感情移入したという。

 悲しくても笑顔で接するという内に秘めた思いを表現することは非常に難解なことだと思われるが「やはり気持ちの切り替えが難しかったです。同じ好きという気持ちでも、病気の進行によって意味合いが変わってくると思います。表情で笑っていても心で泣いていたり、そういう佳奈美の表情を表現することはすごく難しいというより苦しかったです」と心情を吐露する。

 「苦しかった」という言葉の通り、劇中の佳奈美からこぼれ出る笑顔や悲しみの表情は、観ている人に多くの感情を呼び起こす。さすがと言える演技だが「手応えはないです。むしろいつも大丈夫かなという気持ちでやっています。作品が終了しても、ホッとした気持ちにはなりますが、『うまくいった』というような実感はないです」と語る。数々の作品に出演し、高い評価を得ている志田だけに意外な発言に感じる。


 志田のデビューは7歳。「女優さんに憧れてこの世界に入ったというより、母の勧めで、最初は習い事という感覚。記念にテレビに映れたらいいなという感じで、今でもこうして女優のお仕事を続けていることが不思議に思うこともあります」と打ち明ける。そんな志田だが、高校を卒業した際、10月8日公開の『グッドモーニングショー』でも監督を務めた君塚良一から「もう学生という武器は捨てるんだから、そういう想いで取り組まないとダメだよ」と言われて、この仕事を続けていくことへの気持ちが強く芽生えたという。

 この作品で志田は、一途に愛を与え続ける女性を演じた。「ここまで人を愛し、思い続ける役をやったことがなかったので、自分の中で新しい感情を得られたのはよかったです」と語る。劇中ではウエディングドレス姿も披露しているが「これまでは制服を着る機会が多かったので、自分もウエディングドレスを違和感なく着られる年になってきたんだなと。実際もいつかは着たいなと思うので、先に仕事で着てしまったのは残念な気持ちにもなりました」と笑顔を見せる。

 劇中の佳奈美は好きな人の前では悲しいときにも笑顔を見せる女性だったが「辛いことがあっても我慢して笑顔でいることも素晴らしいと思いますが、私の両親は、お互い喜怒哀楽をすべて見せ合うタイプなので、お互いの気持ちを見せ合って、支え合っている父と母の関係も素敵だなって思っています」とパートナーとの理想の関係を語ってくれた。(取材・文・写真:磯部正和)

 『泣き虫ピエロの結婚式』は絶賛上映中。

最終更新:9/24(土) 6:20

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