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富山市が刑事告発検討 中川・谷口氏の政活費不正

北日本新聞 9/24(土) 0:38配信

 富山市は23日、政務活動費の不正の刑事告発に向けて検討を始めた。高見隆夫市議会議長から同日、自民会派の中川勇(69)、谷口寿一(53)の元市議2人の訂正された収支報告書や領収書などの関連資料が提供されたため。内容を精査し、犯罪が疑われる事実があれば告発する。他の議員も資料が届き次第、市として調査、検討するという。

 中川氏は白紙領収書に金額を書き込むなどして、5年間で694万5592円を受給。谷口氏は中川氏から偽造領収書を受け取り印刷代91万5840円を請求。実費を除く47万2275円を同氏に渡した。

 刑事訴訟法は、犯罪を知った公務員に告発を義務付けている。市は両氏の行為が有印私文書偽造などの犯罪に当たる可能性があるとみて、弁護士を交え、提出された収支報告書や領収書、市政報告会の案内状などを調べる。

 森雅志市長は、同日夕の会合で「先ほど(書類を)受け取ったので職務上知り得たことになる。犯罪行為が成立している場合は告発していく」と述べた。

 中川、谷口両氏に関しては、政活費をだまし取ったとして、市民団体が詐欺容疑の告発状を県警に提出している。

 一連の問題では市議9人が辞職し、他の7人が不正を認めている。不正請求額は自民1436万2930円、民進党系会派・民政クラブ1943万8461円で総額3380万1401円。自民は現在も調査中で、金額はさらに増える見通しだ。

北日本新聞社

最終更新:9/24(土) 0:38

北日本新聞