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Bリーグ富山が白星発進 新潟に85-74

北日本新聞 9/24(土) 20:11配信

 バスケットボール男子の新リーグ「Bリーグ」1部(B1)の富山グラウジーズは24日、富山市総合体育館で開幕戦に臨み、新潟アルビレックスBBに85-74で勝利して白星スタートを切った。会場には富山のホーム戦として過去最多の4677人の観客が詰め掛け、大声援を送った。

 富山は開始早々に水戸健史や城宝匡史の3点シュートでリードを奪ったものの、相手のスピード感ある攻撃への対応が遅れ、前半を39-40の1点ビハインドで折り返した。後半は、岡田優や宇都直輝ら新加入選手の活躍で得点を重ね、新潟を突き放した。

 Bリーグはナショナルリーグ(NBL)とTKbjリーグが統合して誕生。1部(B1)2部(B2)3部(B3)の全45チームで構成されている。1部は6チームごとに東、中、西の3地区に分かれており、試合数はそれぞれ60試合。

 優勝を懸けたプレーオフには各地区2位までと3位以下の勝率上位2チームの計8チームが出場する。トーナメント戦を行い、先に2勝したチームが勝ち上がる。決勝は1試合のみで勝敗を決める。

 各部の入れ替え戦も毎年行う。B1は15位から最下位までの4チームで「残留プレーオフ」を行い、トーナメント1回戦で敗れた2チームはB2の1、2位と自動入れ替えとなる。決勝で敗れるとB23位との入れ替え戦に臨む。

 富山は2006年からbjリーグに参入。リーグ最終となった昨季は、リーグ準優勝に輝いた。Bリーグでは中地区で戦い、悲願のリーグ優勝を狙っている。

■ゾーン守備に変更 奏功

 3、2、1-。試合終了のブザーが鳴った瞬間、富山ブースターの大声援が選手を包み込んだ。リーグ王者を目標に掲げる富山にとって負けられない開幕戦。ボブ・ナッシュヘッドコーチは「最後に良いディフェンスをしてくれた」と新加入選手の岡田や宇都の活躍をたたえた。

 1点を争う展開で迎えた第4クオーター。それまで「1対1」のディフェンスを敷いていた指揮官だったが、急きょ「ゾーンディフェンス」への切り替えを指示した。インサイドに切り込む余裕を相手に与えず、外からのシュートを打たせるシフトに「相手の攻撃がきつい時間帯で、的確な判断だった」と宇都。相手が攻める機会が減り、得点を抑えることができた。

 急なシフト変更にも富山の選手たちはきっちりと対応。新潟が対応に苦戦し攻撃面でミスした隙を逃さず、岡田は3点シュートや速攻でたたみかけた。「きょうまで調子は良くなかったが、決めることができた」とほっとした表情を見せた。

 B1は60試合。bjリーグ時代より8試合多くなり、体力的にも厳しい戦いになる。「ディフェンス力が高い」とも評されるナショナルリーグ(NBL)勢との戦いも待っている。白星スタートで新リーグに繰り出した富山。王者を目指す戦いは始まったばかりだ。(社会部・船木悠平)

■水戸の先制点で勢い

 富山にとっての新リーグ初得点は「Mr.グラウジーズ」とも言われる水戸の鮮やかな3点シュートだった。チームを勢いづける貴重な先制点に「流れの中で出た得点。入ったかなって感じ」と普段通りの冷静なプレーだと強調した。

 誰もが認める努力の選手だ。南砺市出身で、2008年にbjリーグのドラフトで富山に入って以来、富山一筋でプレー。毎年のように最下位を記録した時期もチームを支え、技術を磨いてきた。リーグ屈指とも言われるスピードを身に付けると、昨季は55試合に出場。520得点し準優勝に貢献した。今季加入してきた宇都も「ドラフトからじっくりレベルを上げてきた努力は尊敬する」と話し目標の選手に挙げる。

 今季は城宝、ウィラードと共に主将に選ばれた。開幕戦の勝利にも「内容はまだまだ。もっと攻撃できる時間はあった」ときっぱり。新リーグでさらに成長する決意をにじませた。

■ダンスでチームに追い風 G・O・Wエリート

 新リーグに向けて再編成した富山グラウジーズの専属ダンスチーム「G・O・Wエリート」が試合を盛り上げた。赤に白のストライプの入ったそろいの衣装を身に付け、試合前やハーフタイムなどで大人っぽく洗練されたキレのあるダンスを披露した。

 ダンスチームのプロデューサー★MARIE★さんは「ダンススキルはもちろん、お客さんとのコミュニケーションや立ち居振る舞いなどでもステップアップを図ってきた」という。「今まで以上のパフォーマンスでお客さんに楽しんでもらいたい」と話した。

北日本新聞社

最終更新:9/25(日) 0:37

北日本新聞