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白浜でウミウサギ採集

紀伊民報 9/24(土) 17:01配信

 和歌山県白浜町の番所崎にあるタイドプール(潮だまり)で、南方系の珍しい巻き貝「ウミウサギ」が生きたまま採集された。殻長6・5センチ。京都大学瀬戸臨海実験所の久保田信准教授(64)が確認した。

 この貝は、9月22日、実験所に臨海実習で訪れていた大阪大学インターナショナルカレッジのメイリー・クレア・アルバレス・ミラーさん(19)=シンガポール出身=が見つけた。水面近くの壁面に付いていたという。アルバレス・ミラーさんは「初めは何か分からなかった。持ち上げるとねばねばした粘液を出していたので、ますます不思議に思った」と話した。

 久保田准教授は「紀伊半島が北限域のなかなか出合えない貝で、台風16号の置き土産。23年前から番所崎付近で磯観察を続けてきたが、生きたウミウサギに遭遇したのは初めて。これまでごくまれに貝殻の打ち上げがあった程度」と驚いている。

 ウミウサギは、一見すると真っ黒い外套(がいとう)膜が白い貝殻を覆っているため、ウミウシ類のようにも見える。黒い軟体部には白い斑点が散りばめられている。外套膜を刺激すると上部で分かれて白い貝殻が現れる。

最終更新:9/24(土) 17:01

紀伊民報

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