ここから本文です

路面電車型「神都バス」登場 大阪・堺でバスまつり

THE PAGE 9/25(日) 23:18配信

昭和のレトロ気分を満喫

路面電車型「神都バス」登場 大阪・堺でバスまつり  THEPAGE大阪

 スルッとKANSAI加盟の主要社局のバスが一堂に集まるバスまつりが25日、大阪府堺市の大浜公園で開かれ、家族連れなどが詰めかけてバスとの交流を楽しんだ。懐かしいチンチン電車を復元した路面電車型バスも登場。次々とファンが乗り込んで昭和のレトロ気分を満喫していた。

【拡大写真と動画付き】阪堺電気軌道車庫へ潜入 日本一古い営業車両から新型も

バスにして路面電車気分を味わえる「神都バス」

 バスまつりは今年16回目を迎え、30社局28台のバスが集合。関西各地で活躍する人気バスが勢ぞろいするチャンスとあって、熱心なバスファンたちが列を作って試乗していた。

 注目を集めたバスの一角が、三重交通の「神都バス」。三重県の伊勢神宮周辺では、明治後期から戦前昭和にかけて、路面電車「神都線」が参宮電車として親しまれていた。戦後もすばやい復興を支えたが、自動車交通の進展などに伴い、廃線が決定。1961年、バス路線に置き換えられた。

 惜しまれながら姿を消して半世紀あまり、2013年、路面電車型「神都バス」としてよみがえった。ベース車は1937年製造の神都線モ541型式543号車。神都線に入線した最後の車両をベースにバスを製造した。

 外観に路面電車の面影が濃厚に漂う。架線から電気を取り入れるため、車外後部で斜め上に伸びる集電ポールが異彩を放つ。正面の取り外し式ヘッドライトの丸さに、愚直なほど生真面目だったものづくりの精神が息づく。

 内装は木が基調。青い座席に座ると、路面電車のガタンゴトンと揺れる響きが聞こえてきそうだ。見学者たちは思い思いに座って、懐かしい昭和の気分を満喫していた。

高3男子は車両関連会社に就職内定し「がんばります」

 鉄道・バスファンのお目当ては、現役引退した車両部品などの展示即売会。南大阪に住む高3男子は、バスの方向幕やバス停の看板などを熱心に探していた。方向幕を広げながら、同世代のグループで仲良く盛り上がっていたが、同じ学校の友人ではないという。

 「SNSで知り合い、イベントなどで合流して楽しんでいます。おたく系はいつもひとり? 今は違います、僕らは仲間とつながっています。だから、『こんにちは』『よろしくおねがいします』って、みんなちゃんとあいさつもしますよ」という。SNSの人をつなげる力は、かなり強そうだ。

 すでに就職が内定。車両製造関連の会社で技師になるという。「趣味を仕事にでき、うれしいです」と笑顔を浮かべて張り切っていた。

1/2ページ

最終更新:9/25(日) 23:18

THE PAGE

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。