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只見線復旧費108億円 当初試算23億円上回る

福島民報 9/25(日) 10:22配信

 JR只見線の復興推進会議検討会は24日、福島市で開かれ、JR東日本は不通が続く会津川口(金山)-只見(只見)駅間の復旧費用について当初試算した85億円を23億円上回る108億円になるとの見通しを示した。資材の高騰や線路など施設の老朽化が要因としている。一方、復旧費用の一部を支払うとしている県と沿線市町村は工事費の削減を要請し、JR側は再検討するとした。
 只見線の復旧費用は流失した橋の架け替え分が大半を占めている。検討会でJR東日本は4カ所の橋について、平成25年5月公表の当初試算と現在の資材相場などに基づく新たな試算結果の比較などを公表した。
 これによると、新たな試算では金山町の第五橋りょうが3億円(25年比1億円増)、同町の第六橋りょうが16億円(同3億円増)、同町の第七橋りょうが14億円(同4億円増)、只見町の第八橋りょうが52億円(同7億円増)かかるとしている。線路脇の斜面などの復旧費用は8億円増え23億円となった。
 東京五輪・パラリンピックを控え資材が高騰し、作業員の人件費も上がっていることが背景にあるという。新潟・福島豪雨から5年がたち、老朽化して交換する必要のある線路や信号が増えているのも費用を押し上げている要因の一つだと説明した。
 一方、県と市町村はJR東日本に復旧費用を極力抑えるよう求めた。JR側が大雨で只見川の水量が増えた場合に備え、橋の高さを最高で5メートル上げる案を示してきた第8橋りょうについて、上流のダムの貯水量が増えた点を挙げ、「想定より規模の小さな工事で済む可能性もある」と指摘した。JR東日本は復旧費用を減らせるかどうか改めて検討し、次回会合で新たな試算結果を明らかにするとした。
 これまで、県と会津地方17市町村は当初試算した復旧費用85億円のうち、21億円を負担する方向で合意している。

福島民報社

最終更新:9/25(日) 11:16

福島民報

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