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【週間為替展望】日銀会合を終え、円高に進みやすい地合い

ZUU online 9/25(日) 22:40配信

19日の東京市場は、ドル円相場が102円23銭で始まり、敬老の日のため方向感の乏しい展開となった。海外市場では、米利上げ期待が低下していることもあり、やや円高方向に推移し、一時、101円57銭まで下落した。

20日の東京市場では、翌日に日銀金融政策決定会合とFOMCの発表を控え、動意薄の展開となったものの、前日夜間の流れを引き継ぎ、一時、101円52銭を付けた。海外市場でも方向感は乏しく、101円台後半でニューヨーククローズとなった。

21日の東京市場は、日銀が新たな金融政策を発表し、追加緩和がないことで101円台を割り込む場面もあったものの、その内容を好感する形で、102円80銭まで上昇した。海外市場では、FOMCで利上げがなく、金利見通しの引き下げがあったことで、一時、100円29銭まで下落した。

22日の東京市場は、秋分の日のため大きな動きはなかったものの、前日の流れを引き継ぎ、一時、100円09銭まで下落した。海外市場では、FOMCの結果を受け、円高トレンドとなった為替相場について、金融庁や財務省、日銀による緊急会合が開かれ、円高をけん制する発言があったことで、100円94銭まで上昇した。

23日の東京市場は、前日の流れを引き継ぎ、101円台前半まで上昇したものの、その後は上値の重い展開となり、海外市場でも100円台後半が中心だった。

■今週の為替展望

今週注目される経済指標は、26日の米8月新築住宅販売件数、27日の7月日銀金融政策決定会合議事要旨、29日の米4-6月期GDP確報値、30日の9月日銀金融政策決定会合「主な意見」、8月失業率・有効求人倍率、8月家計調査、8月消費者物価指数、8月鉱工業生産などである。

今週の外国為替であるが、日銀金融政策決定会合とFOMCを通過し、FOMCメンバーによるFF金利見通しが引き下げられ、日銀によるマイナス金利の深掘りがなかったことによる、日米金利差縮小の流れから円高に進みやすい地合いと言えるだろう。

テクニカル面では、週足ベースのボリンジャーバンドはローソク足が、マイナス1σ付近であり、週足14週のRSIは、40%程度となっていることから、中立からやや円が買われ過ぎている水準となっている。

FOMC声明文で「FF金利引き上げの論拠は強まったと判断しているが、当面、委員会の目標に向けて進展を続けているというさらなる証拠を待つことを決めた」と述べられていることを考えれば、今後注目すべきは、10月以降の雇用統計となるだろう。

そして、すでに年内利上げが既定路線化していることを考えれば、現在の為替相場は年内1回の利上げが織り込まれており、今後の雇用統計の結果次第でネガティブサプライズが発生する可能性もあるはずだ。以上を考慮すれば、材料難から中立からやや弱気が妥当だろう。(ZUU online 編集部)

最終更新:9/25(日) 22:40

ZUU online

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