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慰安婦像設置案を受け市長が訪問中止 韓国友好都市に文書で遺憾

福井新聞ONLINE 9/25(日) 8:33配信

 福井市の友好都市、韓国・水原(スウォン)市の廉泰英(ヨムテヨン)市長が、慰安婦問題を象徴する少女像をドイツに設置する計画を進めていた問題に絡み、福井市は24日、来月に予定していた東村新一市長の水原市訪問を中止すると発表した。慰安婦問題を巡る日韓合意に反し、両市の関係悪化の懸念があると判断した。福井市は同日、訪問中止と東村市長の遺憾の意を伝えるメールと文書を廉市長宛に送った。

 福井市国際室などによると、廉市長は5月、姉妹都市提携しているドイツのフライブルク市長に、慰安婦被害を記憶しようとの趣旨で、同市への少女像の共同設置を提案、合意していた。しかし同市は姉妹都市の松山市から反対を受け今月21日、設置断念を決めた。

 福井市は今月6日に設置計画を知り、廉市長に真意を問う文書を9日に発送した。13日までの返答を求めていたが、同日に水原市から回答を延期する連絡があった。

 24日までに返信はなかったが、福井市は水原市の公式ホームページで、少女像設置を進めていた事実があったことや、廉市長が日韓合意に批判的な立場であることを確認。これを受け「少女像設置を提案したことにより日韓の慰安婦問題が再燃し、両市の市民感情や交流に影響を及ぼすことが懸念される」などとする見解をメールと文書で通知した。

 廉市長は4月、福井市で行われたふくい春まつりを訪問。東村市長は、10月7~9日に水原市で行われる「水原華城(ファソン)文化祭」に招待されていた。同行する予定だった4人の行政訪問団の派遣も中止する。

 両市の交流を巡っては2011、12年、竹島問題などの影響で水原市側が福井市訪問を取りやめている。

福井新聞社

最終更新:9/25(日) 11:51

福井新聞ONLINE