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「宝物のSL」をホテルの部屋に 「機関車の街」高崎にデゴイチルーム誕生

乗りものニュース 9/25(日) 15:35配信

高崎を拠点にするデゴイチ

 JR東日本グループのホテルメトロポリタン高崎(群馬県高崎市)が、2016年10月1日(土)から「D51 498ルーム」をオープンさせるのに先駆け、「デゴイチ」一色になったその室内を9月24日(土)、報道陣へ公開しました。

【写真】回転するデゴイチ

 部屋の名前になった「D51 498」とは、「デゴイチ」の愛称で知られるD51形蒸気機関車の498号機、という意味です。室内は、D51 498が原寸大で壁紙にデザインされているほか、窓からは高崎駅を眺めることが可能。同駅を煙をたなびかせて発車していくD51 498を、この「D51 498ルーム」から楽しむこともできるといいます。

 ちなみに、D51 498は1940(昭和15)年、鉄道省の鷹取工場(兵庫県神戸市)で誕生。1972(昭和48)年に一度引退しましたが、1988(昭和63)年に復活したのち、四半世紀以上にわたりJR東日本の高崎支社管内を中心に、「SLみなかみ」といった観光向け列車やイベント列車をけん引してきました。

入室前からある「仕掛け」

「D51 498ルーム」には、入室前から“仕掛け”が施されていました。

 その部屋の前に来ると、ドアに機関車の銘板と同じデザインで「D51 498」という“ルームナンバー”が。部屋のカードキーも専用のデザインになっており、持ち帰ることができるといいます。

 入室したのち、すぐ左側のクローゼットから特別なものになっていました。古い旧型客車にある表記をイメージしたという扉には「荷物室」の文字。それを開くと、機関車の整備に使用するスパナなどの工具が壁紙にズラリと並んでおり、“機械”らしい蒸気機関車の雰囲気が漂います。これもまた、原寸大で整備現場のものを再現しているとのこと。

 このクローゼット……ではなく「荷物室」では、上の棚にも注目です。

高いところにあって「自然」な文字列とは

「荷物室」の上にある棚には、「架線注意」という表記がされていました。

「架線」とは、線路の上に張られている電気の流れている電線。そしてこの「架線注意」の表記は、整備で車両に登ってそれに触れてしまう、といったことがないよう、注意喚起のため蒸気機関車などの上部に貼られているものです。ごくかんたんにいえば「頭上注意」的な意味であるため、「D51 498ルーム」の高いところにある棚へこの表記がされていることは、鉄道ファンにはとても自然で、また「ニヤリ」とするポイントでしょう。

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最終更新:9/25(日) 18:38

乗りものニュース

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