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48年ぶり葦葺き替え 大隈重信旧宅(佐賀市)

佐賀新聞 9/25(日) 11:48配信

 佐賀市の大隈重信旧宅で48年ぶりに葦葺(よしぶき)屋根の葺き替え作業が行われている。県内でも少なくなった葦の葺き替えの光景。24日には見学会があり、訪れた市民が職人による作業の様子を興味深く見守った。

 国指定史跡の大隈旧宅は1月から来年2月までの予定で、耐震補強を中心とした保存修理工事を実施している。屋根の葺き替えは工事の一環で、嘉瀬川流域の葦を使い、中尾貞弘さん(65)=同市川副町=ら県内の職人が作業する。

 この日は屋根の骨格部分を補修。中尾さんら5人が「これから何十年も残るもの。丁寧に作り上げたい」と、継承者の少なくなった職人の技で屋根の基礎を作り上げていった。

 娘3人と訪れた佐賀市の古野健太郎さん(43)は「嘉瀬川の葦を使っていることに感心した。これからも大切に保存していってほしい」と作業が進む屋根を見上げていた。

 葺き替え作業は10月3日までの予定。工事全体の予算は約1億円、屋根の葺き替えには約450万円を計上する。

最終更新:9/25(日) 11:48

佐賀新聞