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雇用の競合は高齢者層と若者層よりも50代、60代間のほうが熾烈

ハンギョレ新聞 9/25(日) 13:20配信

老人人力開発院チ・ウンジョン研究委員の分析 50~200万ウォンの間の仕事を巡り 早期退職した後に低い水準で再就職した50代と 老後所得の貧弱な60~64歳の間で競合

 60歳以上の高齢層と29歳以下の若者層の間よりも、早期退職した後に低い水準で再就職した50代と60~64歳の年齢層の間での雇用の競合がより熾烈だという分析結果が出た。

 19日、韓国老人人力開発院のチ・ウンジョン研究委員は、最近発表した「60歳以上の高齢者適合雇用の研究」で、世代間の雇用就業現況を賃金水準別に調査した。結果を見ると、60歳以上の高齢層と29歳以下の若者層の場合はそれぞれ就職した仕事先が賃金水準によって異なっており、雇用の競合は50代と60~64歳の年齢層の間でさらに激しいと分析された。

 チ研究委員はまず、統計庁の地域別雇用調査の原資料(2014年基準)を利用し、29歳以下、30代、40代、50代、60~64歳、65歳以上の6つの年代がそれぞれどんな仕事に最も多く就職しているか、その比率を調べた。仕事は賃金のレベルによって「50万ウォン(約4万5千円)以下」、「50~100万ウォン(約9万円)」から「300万ウォン(約27万円)以下」まで50万ウォン単位で6つに分け、「300万ウォン以上」を追加した計7単位に区分した。

 分析の結果、65歳以上の高齢層は50万ウォン以下の雇用に半分近い45.7%が就職していることが確認された。続いて50万~100万ウォン台に26.7%、100万~150万ウォン台に17.6%の順に就業したことが調査された。60~64歳の年齢層も50万~100万ウォン台に29%、100万~150万ウォン台に28.8%の就業分布を示した。一方、29歳以下の若者層は150万~200万ウォン台の雇用に最も多い31%が就職し、100万~150万ウォン29.5%、200万ウォン~250万ウォン11.6%が就職したものと調査された。チ博士は「これは60歳以上の高齢層と29歳以下の若者層の間の雇用競合は微々あるいは部分的なものであることを示す結果」だと解釈した。若者層と高齢層は就業職種でも区分された。若者層は経営、会計などの専門管理職に比較優位を示したが、60代以上の年齢帯は農林漁業および警備、清掃関連業に比較優位を示した。

 雇用の競合は50代と60~64歳の年齢層の間でさらに激しいと分析された。60~64歳の年齢層の29%が50万~100万ウォンの仕事に就職したが、50代も同じような賃金水準の仕事に16.8%が就職した。 また、50代の24.1%、60~64歳の28.8%が100万~150万ウォンの仕事に就業したことがわかり、これらの年齢層の雇用競合は拮抗した。100~150万ウォン台の仕事を巡り、数値的には29歳以下の若者層(29.5%が就職)、40代(20.6%が就職)、30代(16.4%が就職)など、ほぼすべての世代が競合することとなっているが、就職できる職種が世代別に違うため、実質的に競合が発生する年齢層は50代と60代以上と見ることができる。比較的中高年がたくさん就職した150万ウォン~200万ウォンの仕事を巡っても、50代と60~64歳の2世代間の雇用競合が激しかった。この賃金帯の仕事に就職した割合は、50代で17.1%、60~64歳の年齢層で15.6%だった。

イ・チャンゴン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:9/25(日) 13:20

ハンギョレ新聞