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稲田防衛相は表情硬く 翁長知事と会談

沖縄タイムス 9/25(日) 10:30配信

 就任後初めて沖縄を訪れている稲田朋美防衛相は24日、訪問日程最大の“ヤマ場”となる翁長雄志知事との面談に臨んだ。安倍首相と近いとされる稲田氏だがこの日は控えめな発言で「聞き役」として慎重な姿勢を貫いた。ただ、2日前に起きたハリアーの墜落事故や、激しく対立する辺野古新基地建設など山積みの課題を前に、表情は終始硬かった。 

 午後2時26分、県庁6階の知事応接室前で知事ら三役の出迎えを受け、笑顔を見せた防衛相。だが、報道陣約60人が待ち構える部屋に入ると、次第に表情が硬くなっていった。

 知事は冒頭の歓迎のあいさつはそこそこに、米海兵隊の戦闘攻撃機ハリアーの墜落事故について切りだした。約6分間にわたって基地被害が繰り返される不条理をよどみなく語った。

 知事からほとんど目をそらすことなく、何度もうなずく防衛相。続いて安慶田光男副知事が辺野古新基地建設断念など11項目、計19ページにわたる要望書の概要を読み上げた。防衛相はここでもうなずきながら聞き入った。

 すでに報道陣に公開予定だった10分を超過する中、防衛相が最初に触れたのはやはり墜落事故。「大変誠に、遺憾に思っている」と米側に対して強い姿勢で臨む姿勢を見せた。

 だが辺野古を巡っては従来の姿勢を崩さなかった。知事がこれまで反発してきた「辺野古が唯一」というフレーズは使わなかったものの、「安倍政権として、普天間の危険除去のための方針」とやんわりと主張した。

 会談後、それぞれ会見した両者は「平行線」と口をそろえた。防衛相について知事は「大変耳を傾けていた。ある意味で聞き役」と淡々と感想を述べ「心の内は読めない」とも語った。

最終更新:9/25(日) 10:30

沖縄タイムス