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奥能登でクマ警戒訴え 県がセミナー、「山には2人以上で」

北國新聞社 9/25(日) 3:14配信

 奥能登で初めてとなる県のクマ対策セミナーが23日、能登町上町公民館で開かれ、キノコ狩りシーズンを迎える中、冬眠に備えてクマの動きが活発化することから、住民が警戒を強めた。セミナーは、6月に目撃情報が相次ぎ、町内でクマの生息が初確認された能登町を皮切りに、今年初めてクマが目撃された七尾市能登島、志賀町でも今月中に開催する。

 県は、昨年まで県内のクマの生息範囲について、七尾市東部を北限としていた。6月から同市能登島や能登町でも目撃が続いたことから、これまで生息が確認されていなかった地域でも、クマに関する正しい知識を学び、警戒を強めてもらうため、3カ所でセミナーを開催することにした。

 上町公民館には23日夜、町内会長や区長ら約50人が集まり、町職員から町内で目撃情報のあった場所や、捕獲用のおりが国重、五十里、宮地に設置されたことについて説明を受けた。

 県自然環境課の野崎英吉さんが講師を務め、クマの好物や餌を食べる際の習性、出没状況を解説した。県内の今年8月末時点の目撃件数は179件を数え、2004年以降の同期比で過去最多となっていることから、野崎さんは「山に入る場合、なるべく2人以上で、音が鳴る物を身に着けてほしい」と呼び掛けた。

 6月にクマの目撃情報があった秋吉の長谷信一町内会長(66)は「地区でも心配している人が多い。キノコ採りに行く人が増える時期なので注意を呼び掛けたい」と話した。県のクマ対策セミナーは29日に七尾市能登島、30日に志賀町でも開かれる。

北國新聞社

最終更新:9/25(日) 3:14

北國新聞社