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四季の情景を舞でつづる 金沢おどり、きょう最終日

北國新聞社 9/25(日) 3:14配信

 金沢市の石川県立音楽堂邦楽ホールで開催中の第13回金沢おどり(同実行委、一般財団法人県芸術文化協会、北國新聞社主催)は3日目の24日、金沢三茶屋街の芸妓(げいこ)が、四季の情景をあでやかな舞でつづった。金沢おどりの評判は全国に広がり、地元客に交じって、各地の花街(かがい)関係者や新幹線を利用した遠来客、外国人も続々と訪れた。

 大和(やまと)楽(がく)でつづる舞踊絵巻「女舞月雪花(おんなまいつきゆきはな)」は、にし芸妓9人による「うぐいす」で幕を開け、うぐいす娘が梅の花を飛び交う華やかな群舞が、会場に春風を吹き込んだ。うぐいす娘を結(ゆい)さん、梅の花を純子さん、あき乃さん、紗やかさん、夕子さん、ぽん太さん、ゆめ吉さん、すず七(な)さん、光(みつ)春(は)さんが務めた。

 「鏡花えがく~桜心中」に続き、主計(かずえ)町(まち)芸妓の「藤むらさき」は、桃太郎さん、笑弥(えみや)さん、こと乃さんが胡蝶(こちょう)となって、藤の花に戯れ遊んだ。続く「田植」は、にし芸妓9人が早乙女姿となり、苗植えから稲刈りまでを、腰や肩をポンポンとたたく所作を交え、のどかに描いた。

 ひがし芸妓の「雪の降る街を」で季節は冬へ。福太郎さん、小梅さん、涼香さんが、しんしんと降りしきる雪の中を幻想的に舞った。ダブルキャストで25日は亜希さん、真砂美さん、小梅さんが務める。

 毎年訪れている京都・祇園東の芸妓、雛菊(ひなぎく)さんは「踊りはもちろん、金沢らしい演出も楽しめた」と笑顔を見せた。東京・神楽坂の芸者、千佳さんは「心を合わせた舞台を見せていただいた」と声を弾ませた。

 新潟県糸魚川市の着物教室の15人は北陸新幹線で訪れた。山岸晴美さんは「華やかさに感激した。新幹線ですぐなのでまた来たい」と話した。ブラジル出身で金大に留学するホドフ・ホーシャさん(31)は「あまりの美しさに鳥肌が立った。季節が変わっていくのが日本らしく、面白かった」と目を輝かせた。

 最終日の25日も午後1時と同4時に開演する。

北國新聞社

最終更新:9/25(日) 3:14

北國新聞社